- ミレドーさんちのこびとたち/ひだ きょうこ
- ひだきょうこ--------作・絵 (2007年刊)
ミレドーさんは 楽器屋さん。
ねいろが よくって
ぴっかぴかの 楽器たちが
だいひょうばん。
でも、
あんまり ひょうばんが よくって
いそがしすぎて。
がっきの ていれも してない
ミレドーさん。
なのに どうして?
この 楽器屋さんの ひみつは…?
こたのしい リズムで奏でられる、
ふるびた ちっぽけな 「たいこ」 に
住みついた、
こびとさんの ものがたり。
絵で 音楽をきくような。
ころころ はずむように
おしごとをする こびとさんたち。
おかげで ミレドーさんの 知らぬうちに
いつも 楽器は ぴっかぴか…。
さて、いそがしすぎる ミレドーさんは
言い伝えられてきた あることを
すっかり わすれて。
その ふるい 「たいこ」を
売ってしまいます。
楽器屋さんで なくっても
こびとさんたちは はたらきもの。
その おうちに 合わせた
役に立つことを してくれるのかな…?
と 思ったら。
どんなものでも 楽器あつかい。
へんなことが 起こって困る!
と、
「たいこ」は 突っ返されてしまいます…。
「たいこ」が なくなって。
楽器屋の ひょうばんが わるくなって。
やっと あわてだした ミレドーさん。
よるおそくまで
せっせと 楽器のていれを はじめて。
ようやく 知ることになる、
かえってきた 「たいこ」の ひみつ。
無邪気な こびとさんたちは
どこに いっても
いい 音色を たのしみたい!
という ねがいが あるだけ。
ミレドーさんの したことを
ゆるすも なにも
楽器が そこにあれば
みがいて 奏でて
愉快、愉快!
ひいおじいさんの 代から
つづいてるのだという、
ミレドーさんの 楽器店。
その ひいおじいさんって。
よっぽど 楽器がだいすきで、
だから、
こんな ふしぎな 「たいこ」のひみつに
気がついたのかな…。
「ひみつ」そのものが 具体的に
言い伝えられて こなかったのは。
自分自身で この「たいこ」に住む
こびとさんたちに 気づいてほしい…
という、
おじいさんたちからの メッセージだったのかな、
とも、思いました。
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