今日の社労士受験講座は、特別支給の老齢厚生年金の部分でした。
この部分は、教えるのも一苦労です。
というのも、生年月日と性別により、支給開始年齢も異なるうえ、繰上げ支給についても異なる対処になるためです。
年金は、歴史の授業でもあります。
他の科目と違い、制度を一度にドスンと変えることができないためです。
昭和61年(1986年)4月1日施行の厚生年金保険法で老齢厚生年金の支給開始年齢は60歳から65歳に引き上げられました。
しかし、いきなり支給開始年齢を5年遅らせると、改正法施行直前に60歳になる人はあてにしていた年金が5年間でないことになります。
そこで、特別支給の老齢厚生年金では、生年月日と性別により、年金支給開始時期を徐々に引き上げるようにしています。
さらに、被用者年金一元化で、共済組合の年金も厚生年金に統合されたため、複雑さが増しています。
女性の場合、特別支給の老齢厚生年金の支給開始時期が、従来の厚生年金と共済組合とで異なるため、さらに難しくなっています。
そのため、普段は1回の講義向けに作成する補助資料が最大2枚なのが、今回は5枚用意することになりました。
私も、この部分は初めて受講したときには頭が混乱したので、その経験をもとに資料を作成しています。
今日の写真は、天神南駅近くのビル群です。
