ニュースでは、ファッションサイトのZOZOTOWNなどを運営するスタートトゥデイ社の前澤友作社長が、Twitterで、プロ野球球団を持ちたいと発言したそうです。
現在、ZOZOTOWNは、千葉マリンスタジアムの命名権を買っていることから、この球場を本拠地としている千葉ロッテマリーンズの山室晋也社長は、球団の身売りを即座に否定しました。
一方で、14年前の球界再編騒動の当事者でもある、堀江貴文元ライブドア社長や、中村紀洋元選手は、この構想に賛意を示したようです。
こちらは、ホリエモンこと堀江貴文氏。
一方、中村紀洋氏は、現在、静岡県の浜松開誠館高校で野球部の非常勤コーチを務めているそうです。
話の感じからすると、前澤氏は既存の球団を買収するのではなく、16年前の楽天みたいに、新規参入を狙っているようです。
個人的には、2005年以降の現体制での12球団制でのセ・パの実力の格差を感じているだけに、この新規参入には肯定的な考えでいます。
この14年、交流戦では、圧倒的にパ・リーグが勝ち越しています。
今年は、優勝こそセのヤクルトスワローズが果たしたものの、リーグ間の勝ち数は、パの59勝48敗1分けとパが勝ち越し。
セが勝ち越したのは、2009年のわずか1度です。(その時はセの70勝67敗7分け)
優勝チームも、パのチームが11回なのに対して、セのチームは3回。
そして、14年間の通算成績は、パの1,040勝、セの920勝、引き分けは56試合。
この原因を個人的にはDH制の有無に求めていましたが、それ以上に、長距離移動の慣れの差もあるのではと感じています。
セのチームは、東京~広島間にあり、どのチームも東海道・山陽新幹線沿いにあります。
それに対して、パのチームは、札幌、仙台、千葉、所沢、大阪、福岡と広範囲にわたっています。
それを考えると、交流戦の期間は、パのチームは通常より移動距離が短くなりますし、逆にセのチームは通常より移動距離が長くなります。
そこで、この格差の是正には、球団数拡張により、セも広範囲で移動するのに慣れる必要があるのではと感じました。
これは、多分現状では、セのチームは移転がなさそうというのもあります。
現在、50万以上の人口があり、プロ野球の試合を常時開催できる球場がある都市といえば、新潟、松山がありますし、倉敷も岡山市を考慮に入れれば、この条件を満たしていると考えることができます。
また、球場を改装すれば、人口50万人以上でプロ野球の試合を行えそうな場所としては、静岡、熊本、鹿児島などがあります。
そう考えると、この構想は面白いと思います。
ただ、球団数拡張を実現させるには、いくつか考えるべき点もあります。
まず、新規参入するところが最低2チームあるのは必須でしょう。
新規参入が1チームだけだと、試合ができないチームが出てくるので、両リーグ合わせてチーム数は偶数にする必要があります。
それさえ満たせば、今は交流戦があるので、セ・パ7チームずつになっても、両リーグの空いた1チーム同士を交流戦として対戦させることができます。
また、タイミングとしては、早くても2021年シーズンからになるのではとみています。
これは、現在の交流戦が、2年1組でのホームアンドアウェイのシステムであり、それを消化しきるのが、2020年になるからです。
後は、2軍の本拠地の東西バランスも考える必要があります。
現在、イースタンリーグが7球団、ウェスタンリーグが5球団です。
それを考えると、14球団化したときは、イースタン、ウェスタンとも7球団化してバランスを取った方がいいのではと思います。
個人的には、これをきっかけにセ8、パ8の16球団化にし、一軍、二軍の組み合わせではセの東、セの西、パの東、パの西が4球団ずつになるのが理想だと思っています。
ただ、そこまで一気に行くのは難しいでしょうし、こうやって球団を持ちたいというところがあれば、2球団ずつでも増やしていくのは全体の底上げになるのではと思っています。



