長過ぎた労使トラブル | 気まぐれ社労士の徒然日記

気まぐれ社労士の徒然日記

2015年11月に社労士試験に合格。2016年5月より、社労士登録、8月に開業登録。自分の興味の赴くままに日記を書いています。

ニュース等で見た方もいらっしゃるかと思いますが、12年前に過労により鬱を発症して解雇された東芝の元社員が会社を訴え、会社側に6千万円の損害賠償を命ずる判決が東京高裁で昨日出されました。

 

こちら、弁護士ドットコムのニュースです。

https://www.bengo4.com/c_5/c_1626/n_5062/

 

こちらは、ヤフーのニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00000077-asahi-soci

 

このニュースを読んで感じたのは、時間がかかり過ぎたために生じた後味の悪さです。

 

まず、会社側は敗訴して損害賠償を支払わなければならないのはもちろん、12年も争っていたのかということに対してマイナスの印象を世間に与えてしまうということです。

 

また、原告の労働者側も、手放しでは喜べないと思います。

労働者側も、復職を望んでいるそうですが、ここで一悶着しそうな気がしてならないのです。

12年も現場から離れていれば、たぶん技術職としての復帰はほぼ無理ではないかと考えます。

そうなると、どうしても事務系に回る可能性が大ですが、それを本人が受け入れられるかどうかが一つあります。

また、仮に解雇前の工場に復帰した場合、周りとの摩擦もゼロではないでしょう。

そうなると、会社側は復帰後のトラブルを恐れて通勤可能な別の場所に復職させる可能性もあります。

つまり、労働者側にとっても、復職前になかったストレスがかかってくる可能性は大きいと見ています。

 

やはり、労使トラブルは早期解決が一番です。

今は、裁判外紛争解決の方法もあります。

各都道府県の労働局や社労士会でのあっせんは、もっと使用されていいのではないかと思います。

そこで早期に解決できれば、裁判に比べてかかるお金も少なくて済みますし、労働者の早期就労復帰にもつながります。

 

本件について、個人的には今からでも速やかに収束することを願ってやみません。

 

さて、今年は台風が日本全国にやってきていますね。

北海道、東北での台風で被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げ、不幸にもお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。

そして、今週末は台風10号が西日本に上陸する見込みです。

本日は、4日の予想天気図を掲載します。

皆様、くれぐれもお気を付けください。