メサイア 警備局特別公安五係/高殿 円

¥1,575
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しばらくネタ切れです。
警察小説ものが多くなる感じです。

今回の作品は、少し先の未来、世界は超軍縮時代に
突入し、その結果日本でも自衛隊は警察組織に吸収され
結果なにかも地下に潜ることになります。
情報戦が主たる戦いの場となりスパイ活動が活発になります。

そこで登場したのは、国家公安委員会が所管する組織、
警備局特別公安五係です。
ここの組織に属する人間は、既に亡くなったことになっていて
国籍もない、そのかわり対スパイ殺人権を持っています。

そこの候補生、主人公の海棠鋭利、その相棒の御津見珀が
卒業試験として首相の息子、高校生の牛尾由哉の警護でした。
現職の総理の息子には当然SPが付いているのですが、
そのSPにも正体を知られずに警護するという任務でした。

そんあ警護についた2人、その目の前でペイント弾による
狙撃、そして誘拐されるという事件が発生します。
この裏には何があるのか。
意外な真相と特別公安五係、通称サクラの掟、
複雑に絡み合いながら物語は進行していきます。
こんな未来が訪れるのでしょうか。


イーグル生還せよ―スクランブル (徳間文庫)/夏見 正隆

¥800
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年末年始のネタ切れと帯にパナソニックのステレオヘッドホン
RP-HC700が当たるって文字に惹かれて先日の作品と
この作品2冊を購入しました。当たるといいなぁ。

さて、この作品はシリーズものなんですね。
主人公は航空自衛隊のF15イーグルのパイロット、鏡黒羽です。
双子の妹と間違われ拉致されて北朝鮮行きの旅客機NGOが
チャーターしたボーイング767に乗せられます。

旅客機には青少年平和訪問団という中学生が多数搭乗していました。
北の地へ着陸した機体、黒羽は北の偉大なる首領様への貢物として
拉致されたのでした。
貨物室には多額の現金もありました。
この現金はいったい何なのか?
危機迫る黒羽の運命は。

パイロットならではの緊迫感のある内容にハラハラしながら
読み進んでいきます。
展開は早いので途中で読むのをやめられないのです。
結局、あっという間に読み終えてしまいました。
たまにはこんな作品もありですね





大量爆殺―姐御刑事(デカ) (徳間文庫)/南 英男

¥690
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年末年始で新作が出ないのでネタ切れ気味です。
今回は、姉御刑事という作品です。
元れレディースの総長だった経歴を持つ主人公の
三田村利香が活躍します。

ニュースキャスターの陣内敬介が亡くなったことから
事件は始まります。
この始まりが、主要なビルや与野党の入るビル、テレビ局と
次々に爆弾テロが起こるきっかけとなります。

闇の世界と表の世界の複雑な関係、不満はとうとう
犠牲を伴うことをよしとする強攻的な手段で
突き進む勢力が出始めます。

三田村達の懸命な捜査で真相にたどり着こうと
した時、三田村自身に危機が迫ります。
なんともスケールの大きい作品でした。


大脱走(スピンアウト) (新潮文庫)/高杉 良

¥500
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文庫化も3度目のこの作品、実名で描かれていて
この作品の後のことも歴史が答えを出しています。

石川島播磨重工業、IHIが当時、コンピュータ事業の
外販部門から撤退する決断が下され、これまで黒字を
出しており納得できない社員達、主人公の碓井優を中心に
独立を果たす物語です。

大企業故の独立の難しさ、それも80人規模となれば
会社側も静観する訳にもいかず大混乱するのは必至、
それでも自分たちに正義があると信じるエンジニア達は
碓井の考えに賛同に行動をともにするのでした。

先立つものが無いと独立といっても成功しません、
出資してもらう予定だった会社へもIHIの圧力がかかります。
そこに突然現れる大口の出資者、自分の名前は出さないよう
出資の条件に付される不自然さ、後に彼がフィクサーとして
政治の世界で有名になることなど知るよしもありません。
物語の後、物語に登場する大物の人物は皆、何かしら世間を
騒がせることになります。
主人公の碓井も後にその一人となります。

まだ終身雇用が当たり前の時代、それも超大手企業で
そのまま勤めていれば安泰な生活があるにもかかわらず
80人もの社員が退職し碓井の会社へ参加するという
80年代当時としては大事件だったようです。

実際に彼らのよみは正しく、90年代から猛烈な勢いで
情報化社会、何もかもがコンピュータによって動いている
世の中へ変わっていくようになります。
顧客を大事にすることと、自分たちの生き方に誇りを持つ
ことが彼らを奮い立たせたのでしょう。
たまには、こういう時代の本を読むのもいいですね。




スティーブ・ジョブズ 失敗を勝利に変える底力 (PHPビジネス新書)/竹内 一正

¥840
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Windowsもmacも使っているのですが、ipodやiphoneは
macに接続しているのですが、macの神である
スティーブ・ジョブズ氏の存在は少なからず自分が
macを使い始めるきっかけになりました。
様々な本で彼の天才的なプレゼン能力や経営学を絶賛する
ものが多く出ていますが、この本では彼のこれまでに
やらかしてしまった失敗の数々が書かれています。

著者の竹内一正氏はスティーブ・ジョブズ氏の
天才的な世界を変えた才能は、その規模と同じくらいの
失敗を経験していました。
失敗しても落ち込まず勝利へ変えていく力、
それはどんな時に発揮するのか、詳細に描かれています。

若くして成功した男の半生は、成功の陰にそれ以上の
失敗があり、それでも信念を持ち突き進む、彼につく同僚
や部下はいつも最好調の状態をキープしなければならない
長く一緒に働く者がいない理由もよくわかります。
それでも、ここまでappleを復活させ次々に新しいことを
打ち出す能力はどこにあるのか。

彼を絶賛する本の類とは全く違った視点から描いた作品でした。