サッカー観戦の続き。

その日は初夏にしては少し肌寒く、スタジアムではハヤトくんにピッタリくっついて観戦していた。


席もグラウンドに近くて、かなりいいロケーション!

なんだけど、サポーターがワイワイ応援しているところとは少し離れたセンターライン沿いの場所だったので、静かにのんびり観戦する場所だった。


婆はライブばりにワーワー応援したいので、サポーターや応援団の蔓延る座席が好みなのだが、この日はちょっとおとなしい女子を演じてたっけ。


ハヤトくんは、会社の関係者と思われる人と挨拶してたのだけど、そういう場に私を連れてくるってことは、やっぱり独身なのは本当で、既婚者ではないのかな…

と、少し安堵した記憶がある。


既婚者サイトAで出会った人たちや裕ちゃんには奥さんがいた。


裕ちゃんと付き合ってみたけど、やっぱり彼の生活の先には奥さんがいる。

奥さんにバレたら、裕ちゃんも私も相当大変な目に遭うだろうとは言われていた。

私の存在が奥さんたちを苦しめることになるのは、正直あんまりいい気がしない。


どうしても既婚者と恋愛するなら、オープンに不倫を許してくれる奥さんであればご主人とお付き合いできると思う。


なので、もしハヤトくんが既婚者であることを隠して私と付き合っているのなら、すぐにでもお別れしたい気持ちはずっと持っていた。


そんなことを思いながら、席を立ったハヤトくんがノンアルビールを片手に戻ってくる。

んもう、寒いよ!

くっつきながら乾杯した。


試合は、ハヤトくんの会社がサポートするチームのGKがレッドカードを喰らってしまい、その時まではいい感じで勝っていたのに敗戦…


ぇえ?!

そんなことあるん?!

GKだめでしょそれ!

って驚きの試合だった。


帰りはスタジアム近くの繁華街まで車で出て、焼肉を頂きました。

思えばハヤトくんと食事する時はいつもお酒飲んでたから、ノンアルってちょっと物足りない…


車で行くにしても、泊まりとかしたいね!

と、お互い話していた。


お別れはまたしてもラブホテル前で!

車を置いて、この後ホテルで…なんて期待もしてしまったが、この日はあっさり解散。

ハヤトくんは車から降りる時に何度も何度もキスしてくれて…


もしかしたら少し心残りはあったのかもしれない。