年末年始、1年会っていなかった最初の彼・裕ちゃんや、キノ、おマサら友人たちに挨拶を交わすなか、半年前、覚悟の別れを告げたコーヘイくんから返信が届きます。
なんと既婚者サイトAのグループで知り合った美女と年末から付き合い始めたという驚きの報告。
そして、コーヘイくんのグループのオフ会に参加しないかとお誘いを受けます。
翌月、コーヘイくんの卒業記念を兼ねた数十人規模の大規模なオフ会に飛び入り参加したユーコさんは、新しい関係に期待しながらキラキラと輝く男女の世界を眩しく見つめながらも、1次会でそっと席を立ちました。
もう、あの煌びやかな出会いの渦に戻るつもりはない。そう思って…
ハヤトくんとの付き合いは2年半を超え、3年という「恋愛の賞味期限」へ。
家族にスマホをチェックされる気配も薄れ、ユーコさんの脳内は、かつて胸をキシキシと締め付けた
「ドーパミン型(執着)」
から、一緒にいるだけで心安らぐ
「オキシトシン型(信頼)」
の愛へと完全にシフトしていました。
ハヤトくんがLINEの最後を必ず「また明日ね😘」と結んでくれる、その何気ない一言だけで、未来が担保されているような深い幸福を感じられるまでに、自身の視座を変化させることに成功したのです。
1日中連絡がなくて心配して送ったLINEに
「生きてるよ笑 今飲み会」
と返ってきたそっけない返事にも、昔ほどザワザワせず、
「どうせ私に戻ってくるし、好かれてるからいいか」
と笑みが溢れる余裕。
話したことを忘れがち、記念日もスルーしがち、察する能力ゼロ、仕事と趣味が1番――
そんな彼から学んだ「男性の生態」を愛嬌として「流すスキル」も極め、祝日のバンド練習の連絡で行き違いがあってピリついても、無駄なツッコミはせず意図的にスルーします。
ユーコの淫夢に端を発して、ビキニ姿を見たいというハヤトくんのリクエストに応えて、四半世紀前の水着をクローゼットから引っ張り出すビキニデート。
ラグジュアリーなホテルの広いバスルームから盛り上がって、ベッドの上でビキニをズラされる背徳の水着プレイを無邪気に楽しむ2人。
かつて2人の髪型が、2年半の時を経て再び一周したように、穏やかで平凡な、けれど最高の愛の季節がそこにありました。
そしてユーコさんの冒険は、今、ひとつの「新たな課題」へと向かっています。
女友達とのレス談義をきっかけに火がついた、「人生終わるまでに中イキを経験したい!」という密かな野望。ハヤトくんのソフトSな「焦らし責め」によって、感じるポイントの角度までは発見したものの、どうしても最後の壁を越えられない。
Amazonでポチった、外を吸いながら中もブブブと震える「大人のおもちゃ」を使って開発を始めます。
しかし、静かな部屋に響き渡る無機質な振動音に、「ハヤトくんの息遣いやキスの音、腰が打ち付けられるいやらしい音こそが、私の興奮のスイッチだったんだ」と、対話やセックスにおける「快感のコミュニケーション」の本質を再確認することになります。
子供たちに不倫がバレた沙汰は、今も不思議なほどに放置され、旦那からも何も言われない奇妙な平穏のなか、ユーコさんは今週も、もらった薬指のリングを光らせてハヤトくんとの月2回のデートへと向かいます。デートの回数も減っていた時期から、再び元のペースに戻ってきていました。
表面はキラキラして見えても、踏み入れるとたくさんの針に貫かれる、婚外恋愛という名の美しい呪い。
けれど、この3年のやらかしだらけの冒険は、自分にとって「絶対に」必要な人生の一部だったと、ユーコさんは今、穏やかな凪(なぎ)の海の真ん中で、大好きな彼を見つめながら深く確信しているのでした。
ノリで雑誌風にしてもらったけど、2人ともこんなに細くないし筋肉は、ないw
何ならハヤトはぷに💕
ま、詐欺アバターなのでよしにしてください🤭


