【深山農園太鼓判 圧倒的、瀬戸内しいたけちらし寿司】(姫路駅)
2025.10.8投稿
2025年(令和7年)10月1日
東京駅「駅弁屋 祭」で購入 価格1,480円
[製造元]まねき食品(株)
商品名と、インパクトのある大きな椎茸が四等分された写真だけの掛紙(スリーブ)です。
掛紙(スリーブ)を外すと、透明な蓋にお箸が載った曲げわっぱ風の紙容器(直径15.0cm)が姿を現しました。
掛紙(スリーブ)の写真のような大きな椎茸が、下のちらし寿司を隠すように容器いっぱいに載っています。
とても大きい椎茸は、深山農園の瀬戸内しいたけ。説明が載っています。
ジューシーな椎茸煮を取り除くと、具だくさんなちらし寿司が現れます。
焼き穴子・海老甘酢漬け・素干し海老・蓮根甘酢漬け・味付け鯛のほぐし身・あおさ・生姜甘酢漬け・鶏そぼろ・錦糸玉子・枝豆煮・おぼろ・刻み海苔。本当に具だくさんです。
この駅弁は『駅弁味の陣 2025』にエントリーされています。
製造元のまねき食品は、1888年(明治21年)創業で、店名を「まねき」としたのはお客様を「おまねきする」と言う意味に由来するそうです。
翌1889年(明治22年)には姫路駅構内で我国で最初に経木の折箱に入れた「幕の内弁当」とお茶の販売を開始しています。
当時の『幕の内辨當』の写真が、公式ホームページで紹介されています。
そして、1949年(昭和24年)には、姫路駅ホームで和風だしに、かんすい入りの中華麺を合わせた『えきそば』の販売を開始し、現在に至っています。
誕生秘話として、公式ホームページで次のように紹介されています。
戦後、最も簡単に、しかも大した機械設備もなしに出来る物として、姫路駅で麺類を販売しようと計画しましたが、当時小麦粉は統制品で手に入りにくい為、統制品ではない”こんにゃく”に目をつけそば粉とこんにゃく粉を混ぜて、うどんの様なものを作り、和風だしでうどんの様なものを試作し販売致しました。
しかし、その後うどんは時間がたつとのびて美味しくないのと、腐敗が早く長持ちさせるにはと考えた末、うどんをあきらめ度々の試作の結果、かんすいを入れた黄色いラーメンにたどり着き、当社独自でその製造にのりだし、黄色いそばに和風だしという一見ミスマッチの商品が生まれました。
これが”えきそば”の誕生です。