旅の小窓~鉄印と田んぼアートの秋田内陸線 その1 | 旅の窓

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 角館駅から秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線に乗ります。
 秋田内陸線は、秋田県北秋田市の鷹巣駅を起点に仙北市の角館駅を終点とする、秋田内陸縦貫鉄道が運営する路線です。
 この路線は旧国鉄の鷹角(ようかく)線(鷹ノ巣駅・角館駅間)のうち、既に開通していた阿仁合線(鷹ノ巣駅・比立内駅間)と、角館線(角館駅・松葉駅間)を引き継ぎ、未開通区間(比立内駅・角館駅間)の建設線を引き継いで、1989年(平成元年)4月1日に全線開通した延長94.2km、全29駅の路線です。
 JR角館駅を出て左手に、秋田内陸縦貫鉄道の角館駅があります。


 今日は、一度阿仁合駅で途中下車するので、一度だけ途中下車できるお得な切符購入しました。


 秋田内陸線に乗車する際は、地図が必需品です。
 駅で無料で手に入るマップやパンフレットは必ずもらいましょう。
 「秋田内陸線観光ガイドマップ」は、情報満載ですが広げると結構な広さです。


 地図部分だけでA3判です。


 車窓を楽しむだけなら、A4判1枚裏表のパンフレットでも十分ですね。


上り 普通 鷹巣行
角館 9:58発

 秋田内陸線は10分前の改札です。

 

 「特別なクレヨンしんちゃん列車」が待っています。
 「クレヨンしんちゃん」の家族都市協定を結んでいる、秋田・埼玉・熊本の三県のデザインがラッピングされている車両です。10月31日まで運行されるようです。
 クレヨンしんちゃんに登場する父・ひろしの出身地は秋田県という設定です。因みに母・みさえは熊本県出身、中心舞台は埼玉県春日部市です。


 出発進行!


 田沢湖線とちょっとだけ並走します。


 田沢湖線と分かれると、右手遠くに『秋田内陸線八景』の一つ「秋田駒ヶ岳」が見えるはずです。


 タイミングが悪いのか、雲の中なのか、残念!


 内陸線沿線には、初夏から初秋の風物詩『田んぼアート』が、今年も沿線で展開されています。
 田んぼアートは官民協力して、内陸線の車窓から一番綺麗に見えるようつくられているそうです。
 会場が近づくと車内アナウンスがあり、徐行運転します。


 角館駅を発車して4分ほど、羽後太田駅の手前左手に『スマイル』の田んぼアートが見えてきます。
 5カ所の田んぼアートの内、仙北市に位置するのはここだけで、他の4カ所は北秋田市に位置し、そちらのデザイン案は公募によって採用しているそうです。


羽後太田 10:04着 10:04発
 秋田駒ヶ岳は写真で我慢!


 秋田内陸線の名の通り、田んぼや畑の間を進んでいきます。


西明寺 10:08着 10:09発


 徐々に上り勾配になっていきます。


八津  10:14着 10:14発
 徒歩10分ほどの所にカタクリの群生地あり、春のお花の見ごろには急行もりよし号が臨時停車するほか、角館駅との間に臨時列車も運行しています。


 最初のトンネル、川岱トンネルを抜けると標高は120mを超え、桧木内川が下に見えます。
 次の羽後長戸呂駅の間に秋田内陸線八景『下田橋梁』があるとのことですが、何度となく桧木内川を渡るので、車内からは特定できませんでした。


羽後長戸呂 10:20着 10:20発
 秋田内陸線の無人駅でよく見るコンクリート製の待合所があります。
 クリーム色に赤帯は、現在使用されている秋田内陸縦貫鉄道AN-8800形気動車が登場した当時の塗装デザインに似ています。


松葉 10:24着
 旧国鉄時代は角館線。後の秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸南線時代はここが終着駅でしたが、1989年(平成元年)4月1日、この先の比立内駅まで延伸開業し、秋田内陸線として全線開業したことに伴い途中駅となりました。


 秋田内陸線の中では、田沢湖に一番近い駅ですが、 直線距離で3.7km(秋田県道38号経由で約6km)と少々離れています。
 それでも、角館から秋田内陸線に乗車し、ここから貸し切りバスに乗り換えて田沢湖に向かう外国人ツアーの皆さんをよく目にします。

 

 無人駅のため駅舎はありませんが、ホームに細長い待合所が有ります。
 通り過ぎた瞬間、田沢湖をイメージしたデザインが描かれた待合所が白塗りになり、黒字で旧国鉄時代の駅名表示が書かれていました。
 写真を撮ることが出来ませんでしたが、X(旧Twitter)「スマイルレールのつぶやき」https://x.com/untenshi_s640で見ることが出来ます。

 つづく