駅弁コレクション28-第2版 「元祖 かに寿し」(鳥取駅) | 旅の窓

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【元祖 かに寿し】(鳥取駅)
                         2021.11.26   投稿
                         2024.02.16第2版投稿

2002年(平成14年)4月6日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 これは掛紙ではなく、外箱というかパッケージです。
 多くの「かに寿し」「かにめし」に共通する、かにの絵が大きく書かれています。
 裏には、観光案内図と店主の挨拶が載っています。


 箱から取り出すと、再びかにの絵。


 酢飯の上に、錦糸玉子と千切りにした甘酢生姜がちらしてあり、その上にかにの甲羅のほぐし身と足の肉が載っています。付け合わせは塩昆布と奈良漬です。


 浜坂駅の『浜坂名物 松葉かに寿し』を懐かしんで、近い鳥取駅のこの駅弁  を購入しました。

2006年(平成18年)9月16日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 掛紙や中身は前回と全く同じでした。
 若干の違いは、裏の表示でした。


 前回は気にもしませんでしたが、複数の商標登録の表示が有ります。

2023年(令和5年)7月2日
 東京駅「駅弁屋 祭』で購入 価格1,480円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 かにの絵と商品名が大きく書かれた掛紙(ピロータイプの箱)は、以前購入したものと変わりはありません。


 掛紙(ピロータイプの箱)の裏はレイアウトに変更はあるものの、観光案内図・店主挨拶と内容表示等が載っています。


 箱から取り出すと、再びかにの絵が描かれた掛紙がゴム留めされた容器が現れます。




 掛紙を外すと、揮発性の成分が行き渡り、風味を損なうことなく、抗菌効果を発揮すると言われている「ワサオーロ」のシートを載せた八角形の容器が現れます。


 酢飯の上に、錦糸玉子と千切りにした甘酢生姜がちらしてあり、その上にかにの甲羅のほぐし身と足の肉が載っています。付け合わせは塩昆布と奈良漬です。




 半世紀を超えるロングセラー「元祖かに寿し」。いつ食べても変わらぬ美味しさでした。

 製造・販売の(株)アベ鳥取堂は、1943年(昭和18年)10月から鳥取駅構内で駅弁の販売を開始しました。
 1952年(昭和27年)に冬季限定で「元祖かに寿し」の製造販売を開始し、その後1958年(昭和33年)にはかにの身の保存技術を開発し、通年販売となりました。
 八角形の容器は、かにの甲羅に似せて作った物で、全国で一番最初に考案し、使用を開始したそうです。
 その後、カニを用いた寿司が各地で作られるようになったことから、「元祖かに寿し」と名称を変更し、1972年(昭和47年)には商標登録を出願しています。
 現在も1,480円で販売されていて、公式ホームページにも次のように掲載しています。
 本物の“かにの身”をふんだんに使った鳥取の名物弁当。販売開始は昭和27年で、年間通して販売を始めたのは昭和33年、約半世紀にわたって皆様に愛されてきました。
 昭和33年に“かにの身”のフレッシュ保存技術を開発し、その独自のノウハウで全国に先駆け年中販売を開始した商品です。この商品に使われている材料は、“かにの身”を始めとし、酢・錦糸玉子・米などすべてがオリジナルです。
 八角形の容器は、かにの甲羅に似せて作った物で、全国で一番最初に考案し、使用を開始しました。