駅弁コレクション159 「平泉義経」(一ノ関駅) | 旅の窓

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【平泉義経】(一ノ関駅)
                             2022.5.7投稿

2012年(平成24年)7月24日 一ノ関駅で購入 価格1,000円
                       [製造元](有)あべちう

 中尊寺金色堂、正確には金色堂を覆い保護する建物の写真を載せた掛紙が紐掛けされています。


 御飯は、胡桃をちらした平泉産ひとめぼれ「金色舞」の茶飯と、古代米を使ったゆかり御飯の2種類です。
 おかずは左上の仕切りには鶏照り焼き、鶏そぼろ餅、奈良漬と紫蘇の実漬。
 右上の仕切りにはポテトサラダ、胡麻寒天、鮭カツ、銀杏、枝豆と魚すり身揚げ。
 下の仕切りには茎ワカメ、煮物(椎茸・がんもどき・筍・人参・栗)が入っています。


 2005年(平成17年)放送のNHK大河ドラマ「義経」放送を記念して、2004年(平成16年)9月から販売された駅弁です。
 平泉町及びJAいわて南との共同開発で、地元産の食材がふんだんに使われています。
 岩手県の一関・平泉は、古くからもち食文化が受け継がれている地域で、季節の行事や人生の節目、冠婚葬祭や客人へのもてなしなど、「ハレの日」にはもちが食べられてきました。この地域のもち料理は約300種類にのぼるほか、もちに関する儀礼や言い伝えなども多く残されています。この一関・平泉のもち食文化は、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食=日本人の伝統的な食文化」のひとつとしても認められました。
 それを象徴するように「鶏そぼろ餅」も入っています。
 『本州一周普通列車の旅』初日の昼食用として、一ノ関駅で購入しました。

 製造・販売の(有)あべちうは、1890年(明治23年)4月26日、一ノ関駅開業の10日後から構内営業が許可された老舗です。
 1951年(昭和26年)からは一ノ関駅の東北本線ホーム駅そば「あべちう」も営業を始めました。
 しかし、2020年(令和2年)4月11日より休業し、そのまま廃業しました。