旅のコレクション~1970年代の駅弁掛紙4 「特製とりめし」(宇都宮駅) | 旅の窓

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 物置代わりにしていた古い家を解体するために物を整理していたら、1970年代半ば過ぎ、学生時代に購入した駅弁の「掛紙」が二十数種類出てきました。
 当時は駅弁そのものの写真を撮ってもいないので、駅弁そのものの内容はほとんど思い出せませんが、掛紙を見ていると何故そこで駅弁を買ったのかという記憶が蘇ってきました。

 「特製とりめし」は、宇都宮駅で現在も駅弁の製造・販売している松廼家の駅弁です。 前日の1976年(昭和51年)3月9日は友人と二人「日光大谷川YH」に宿泊し、翌3月10日は田端の友人のアパートに一泊するため、東京に向かう途中で途中購入したものと思われます。
 「特製とりめし」は、現在販売されていません。
 
 日本最古の駅弁については諸説ありますが、「駅弁記念日」の7月16日は、日本初の駅弁が1885年(明治18年)7月16日に宇都宮駅で発売されたことに由来します。
 駅弁が庶民のものになったのは、「もはや戦後ではない」といわれ旅行ブームなった1960年頃といわれ、駅弁といえば「普通弁当」と言われる幕の内弁当が大半を占めていたのが、この頃から多くの飯釜飯や鶏めしなど「特殊弁当」と言われるものが誕生します。
 毎年1月に東京・新宿の京王百貨店ので開催される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」も、1966年(昭和41年)から始まっています。