おそらく「旅の窓」の読者の多くは、「エル特急」という言葉をご存じないと思います。
「エル特急」に指定されると、時刻表やヘッドマーク、列車愛称板などに新幹線0系電車のシルエットを図案化した記号が表示されていました。
「エル特急」は、国鉄時代の1972年(昭和47年)10月2日のダイヤ改正で、「数自慢(本数が多い)、きっかり発車(昼間毎時同分に発車)、自由席(連結)」をキャッチフレーズに誕生しました。
当初は「ひばり」「とき」「ひたち」「あさま」「わかしお」「さざなみ」「つばめ」「はと」「しおじ」の9列車の在来線特急に名付けられました。
その後多いときには、30列車以上に「エル特急」の名前が付きました。
学生時代よく利用した「はつかり」も1978年(昭和53年)10月のダイヤ改正で青森・上野間6往復となり、「エル特急」の仲間入りをしました。
その「エル特急」もJR東海の「しらさぎ」「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」の3列車のみで使用していましたが、今年2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正をもって廃止廃止され、エル特急の名称は完全に消えました。
「旅と鉄道」では、4月に入り臨時増刊号で特集を組んでいます。
今日も農作業がなかったので、この雑誌を読んで過ごしました。