2日目は、一度宮古駅前に戻り浄土ヶ浜へ。
駅前のポストの上には、浄土ヶ浜のフィギアが。
8時20分発のバスに乗り、宮古市役所前を通り宮古湾に沿って、遊覧船乗り場のある浄土ヶ浜ビジターセンターへ。
海岸近くの宅地は、津波で家屋が流され、草ボウボウ。
13分ほどで、ビジターセンターに到着。
昨日のテレビニュースで紹介された、完成したての遊歩道を通って、遊覧船乗り場へ。
第16陸中丸は、東北大震災の地震発生時に桟橋に係留中で、船長の判断で船を出し、引き波に乗って沖へ向かい、約42時間沖合いで待機し、3隻の中で唯一残った船です。
40分かけて宮古湾を一周する「浄土ヶ浜遊覧コース」に乗船。
津波で壊れた防波堤を撤去する作業が今も行われていました。
絶景ポイントの案内だけでなく、震災の様子も写真を準備していて教えてくれました。
今回のガイドさん始め、船長・機関長は、JR大人の休日クラブのポスターに登場していました。
浄土ヶ浜ビジターセンター9時34分発のバスで、宮古駅に戻ります。
左に見える、防潮堤を越えて津波がおそいました。
宮古駅前では、「カラス」ではなく「トンビ」がソフトクリームを狙っているそうです。
宮古駅から盛駅まではJR山田線ですが、震災により不通となっているため、10時10分発の岩手県北バス船越駅前行に乗って、「道の駅やまだ」まで行き、そこで乗り継いでいきます。
天気も良く、宮古湾は穏やかでしたが、震災の被害の跡が至るともろにありました。
駐車場らしきものがみられるので、この周辺に建物があったことが想像されます。
崩れたままになっている堰堤。
駅舎が板で覆われている津軽石駅。
石峠付近の仮設住宅。
仮設の、県立山田病院。
国道45号を下って、山田湾に出ました。
一面野原になっていましたが、かつては住宅が建っていたところです。
山田町の中心街。
2階部分を直して営業している店もありました。
折笠付近。壊滅状態のままです。
牡蠣の養殖筏でしょうか、真新しい筏が山田湾に浮かんでいました。
「道の駅やまだ」に11時10分到着。
ここからは、11時20分の岩手県交通のバスで釜石を目指します。
前須賀海水浴場付近の堤防も、被害を受けたままになっています。
波板観光ホテルは再開に向けて工事中でした。
「ここから 過去の津波浸水区間」という表示。津波の大きさがわかります。
吉里吉里付近。
大槌町の中心街に入りました。
お寺があったところでしょうか、墓石が倒れたままになっています。
片岸付近の災害廃棄物の処理施設。
鵜住居駅付近では、鉄橋だけが残っていました。
両石湾の復旧工事。
天神町仮設住宅。釜石市内に入りました。
12時8分。釜石駅前に到着。
ホームには、釜石線のポケモントレインが停車していました。
さすが鉄の町。駅前には新日鐵住金釜石製鐵所がありました。
震災後建てられた碑の一つに「ひょっこりひょうたん島」のものもありました。
釜石駅前のポストの上には、鮭のフィギア。
本来であれば、ここで三陸鉄道南リアス線に乗り換えるところですが、現在釜石駅吉浜駅間が不通となっているので、14時26発の岩手県交通のバスで吉浜まで行きます。
お昼を食べても時間があるので、釜石大観音にいきました。
大観音の内部は階段になっていて、胸のあたりが展望台になっています。
午後になって曇ってきて、眺めは今ひとつでした。
駅からここまで乗ったタクシーの運転手さんも被害に遭われた方で、津波の様子を携帯で撮った写真を見せてくれながら、当時の様子を話してくれました。でもお客さんに当時の話をするようになったのは、最近になってからとのことでした。
釜石大観音入口のバス停からバスに乗り、南リアス線吉浜駅へ向かいました。
つづく