日本最長距離普通列車で行く道東の旅7 厚岸まで | 旅の窓

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第6列車 根室本線 普通 根室行 乗車距離 90.5km
釧  路          18:30発
東 釧 路(ひがしくしろ)  18:34着 18:35発
武  佐(むさ)      18:36着 18:37発
別  保(べっぽ)     18:42着 18:42発
上 尾 幌(かみおぼろ)   18:57着 18:57発
尾  幌(おぼろ)     19:06着 19:06発
門  静(もんしず)    19:14着 19:14発
厚  岸(あっけし)    19:19着

 さて今日の宿泊は、「牡蠣御膳」を提供してくれる、根室本線厚岸駅前にある「ホテル五味」です。そのため、釧路駅18時30分発の根室行普通列車に乗ります。
 50分ほど時間があったので途中下車してみました。釧路駅のビルは昭和36年築で、ステーションデパートも入居していたのですが、今ではそれも閉店し寂しくなっていました。


 駅前の釧路ロイヤルインとの間には、釧路市内では唯一の単独チャーチ「釧路グレース教会」がありました。ホテルの付属施設ではなく、教会内にはパーティ会場があり、挙式後ウエディングパーティを開くことが出来るのも魅力のひとつだそうです。外観は、やわらかい色使いのかわいい教会でしたが、周辺との景観を考えたとき少々落ち着かない気持ちにもなりました。



 定刻に釧路駅を出るとまもなく釧路川を渡りました。向こう岸には、某宗教団体の仏舎利塔が見えました。


川に沿って走り右にカーブすると、網走へ向かう釧網本線の分岐駅の東釧路駅。

ここは釧路臨港鉄道(現・太平洋石炭販売輸送)の根室本線への連絡駅として昭和3年に誕生し、昭和61年まで貨物の扱いをしていたため、駅構内も広く多くの線路が敷かれていたことが想像されますが、現在は島式ホームを挟み2線があるのみで、釧網線の0キロポストも線路から離れたところにありました。


 午後6時半を過ぎると、そろそろ車内に比べて外が暗くなってきました。これから先根室までは、明日また通るので車窓の写真はここまでとします。

(尾幌駅)

 さて今日のお宿、厚岸駅前にある「ホテル五味」の「牡蠣御膳」。焼牡蠣、牡蠣鍋、牡蠣フライ、生牡蠣、牡蠣のベーコン巻の5品プラス、厚岸湖のアサリのワイン蒸し、旬の近海もののお刺身・焼魚、厚岸湾のツブやホッカイシマエビ等々、旬の厚岸の海産物5品がうたい文句で、HPに写真が載っていますが、実際出てきら料理も間違いなく、一食抜かないと食べ切れないほどのボリュームとの噂通りのものでした。
 刺身と焼き物には、旬の物として朝獲れたサンマが出ました。刺身は一味唐辛子で食べることを薦められました。塩焼きは、内臓が全く苦くなく本当に新鮮な物だと実感しました。
 厚岸は、一年中牡蠣を出荷することから有名ですが、なかでも「カキえもん」と呼ばれるシングルシード牡蠣は、他の厚岸産牡蠣よりもちょっと小ぶりのサイズですが、身が殻いっぱいに詰まっていて身もふっくらして丸々としているのが特徴で、生で食べた時に一番美味しいと思っていただきたいと生産されている牡蠣だそうです。

ホテル五味HPの写真


実際に出された牡蠣御前です。

ホッキ・シマエビ・サンマの刺身。サンマは今朝根室で1本づりしたもので、一味唐辛子で食べることを薦められました。そのほかに、牡蠣フライ・シマエビの塩焼き。


「カキえもん」



焼き牡蠣


牡蠣のベーコン巻き


サンマの塩焼き。今朝獲れただけあって、内臓は全く苦くありませんでした


アサリの酒蒸し


てっぽう汁

 満足しました。

 つづく