Vol.071 単純接触効果 | アメブロ,ホームページ(WEBサイト),キャラクターで集客できるデザイン戦略

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25年の経験で得た集客や販促のノウハウを、飲食店や士業等のお店や小さな会社向けに、飯田橋の広告制作会社(株)ツワイス代表 藤谷が語ります。

単純接触効果というのは、心理学用語で、接触回数が多いほど、親近感を覚えることを表しています。

私がキャラクターを販促に使うときには、徹底的に露出をしましょうと語っているのは、そのためです。

一例を挙げましょう。


押切もえさんというモデルさんがいます。
エビ売れの回にちょっと触れたかと思いますが、20年前のCanCamモデルの3番手でした。

この方がブログを書いておられたのですが、他のタレントさんのブログと違って、当時は海外にロケとか出ている時以外、ほぼ毎日更新されていました。

当時、ライバルの山田優さんは音楽や演技の方にウエイトを移し、モデル以外で活躍の場を広げていました。

また、モデルとしては明らかにエビちゃんと差がついてしまいました。
年齢的にも20代後半と次のステップを考えなければならないところに来ていました。

そのうえ、若い女性には絶大な人気でしたが、それに比べると、男性からの人気は今一つという評価でした。

しかし、ブログをはじめてから少しずつ状況が変わってきました。

彼女のブログはサイバーエージェントの「アメーバブログ」だったのですが、当時の同社の人気ランキングでは堂々の第一位でした。

本業では、姉Can(CanCamの別冊、CanCamの上世代向け)で単独カバーを飾り、姉Canは翌年春から月刊化、その専属モデルの座を確保。

そして報道バラエティ番組「スタ☆メン」で、準レギュラーになり、パネラーの女性陣では一番の位置を確保。

テレビでもバラエティ番組に出演したり、確実に男性ファンも育っていきました。

文字・活字文化の日読ませ大賞のイメージキャラクターに選ばれ、安倍総理に愛読書を進呈。

『愛ゆえの孤独 太宰治の世界 押切もえが辿る斜陽の時』というDVDをリリース。
初DVDにも関わらず、モデルという容姿を飯の種にしている人種にあるまじき、文学作品の世界を紹介するという快挙を達成。

2013年には、長編小説『浅き夢見し』で小説家デビュー。2016年に刊行された第2作『永遠とは違う一日』は第29回山本周五郎賞候補となりました。

容姿だけではなく、知的女性というイメージも手に入れました。


やはり毎日毎日、たとえほんの数行でも、明るく、読者に心を配ったメッセージを文章を書き続けることで、テキストの書ける人というイメージと、ファンへの心遣い等、容姿以外のイメージが伝えられていたからでしょう。

もちろん、忙しい中でも、自分の進むべき方向を見定め、着実に歩を進めてきた彼女の努力の賜物なのでしょうが、このブログの効果も非常に大きかったと思います。


これが単純接触効果です。


女性誌のモデルさんが、ブログという普段と違う場所で露出をつづけ、ファン層とは違う層と接触をつづけることで、確実に世界を広げていますね。

こういう例は他にもあります。
誘拐の被害者が長い時間犯人と一緒にいた結果、犯人に好意をもつようになるというのもその1つです。


話は変わりますが、よくダイレクトマーケティング系の書籍で、広告代理店が何度も広告を出させるという話を書いています。

その手の書籍では、まるで広告代理店が腐肉にたかるハイエナのように、無駄な広告を大量に打たせているみたいに書いています。

しかし、冷静に考えてみればわかると思いますが、広告代理店だって単発の仕事より、継続的に仕事がいただけるほうがありがたいわけで、そのためには、お客様の業績をあげるために努力します。

つまり、広告代理店の言う、広告は何度も打たないと効果が無いというのは、本当なのです。

予算がないのなら、紙面を小さくしたり、配布範囲を狭めたり、印刷をモノクロにしたりして、とにかく回数は落としてはダメなのです。

ですから、私たちがキャラクターを使う場合、お客様の目に触れうるところには、必ずキャラクターを露出させるのです。

看板、名刺、包装紙、伝票類、チラシ、DM、POP、徹底的にやりましょう。
予算がなければシールを作って、今使っているものに貼ればいいのです。

そうすることで、ただでさえ、親しみやすい性格があるキャラクターが、お客様の心のうちに忍び込み、確実に自店を差別化することに成功します。

ぜひ、試していただきたいと思います。