Vol.36 キャラクターにはストーリー | アメブロ,ホームページ(WEBサイト),キャラクターで集客できるデザイン戦略

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25年の経験で得た集客や販促のノウハウを、飲食店や士業等のお店や小さな会社向けに、飯田橋の広告制作会社(株)ツワイス代表 藤谷が語ります。

⬛︎Vol.36 キャラクターにはストーリー

前回、某大手代理店にお邪魔したときのことを少しだけ書きましたが、今回はその続きです。

その日はプレゼンテーションの制作物を作るのに手が足りないので、手伝ってくれということで、伺ったのです。

そのプレゼンというのは、実は、1回目のプレゼンが済んで、内容が拮抗しているので、もう1回プレゼンをするという2回目のものでした。

通常は1回目が作ったところが引き続き2回目も行うのですが、今回の制作は、その代理店のクリエイティブ(デザイナーとかが所属している)だったのです。

ご存知の方も多いと思いますが、大手広告代理店のクリエイティブというところは、非常に格好のいい広告を作るのを得意としています。

反面、チラシのような現場に密着した制作物や、売るためにはどのような仕掛けを施すかということには、基本的に興味がありません。

今回のプレゼンテーションは、そのクリエイティブが興味を抱きにくいチラシを中心にした販促キャンペーンの企画だったのです。

そこで、営業サイドがコントロールしやすい、弊社に白羽の矢が当たったのでした。


お手伝いするのは2回目のプレゼンですから、前回のプレゼンで良かったもの、足りなかったものは明確になっています。

前回良かったものを引き継いで、足りなかったものを補うのが今回のプレゼンの趣旨になります。

それで、前回良かったものの中にキャラクターがありました。

前回のメルマガでお話したアフラックに習って、キャラクターを育てて、将来大きく刈り取りましょうという提案は、興味を持っていただけたようです。

そこで今回もそのキャラクターが提案の中心になります。

全ての制作物は、そのキャラクターで作られます。


私はその制作のお手伝いをしたのですが、 制作していて困ったことがありました。

もちろん、私の作ったキャラクターではないので、勝手に新しいポーズを作ったりすることはできません。

しかし、そんなことは些細なことでした。

一番困ったのは、、、、



キャラクターにストーリーが無いことでした。



わかります?

つまり、絵はあるんですが、その絵の子がどんな子なのかがわからないということです。

どんな子かわからないので、使い方も無難なものになってしまいます。

例えばいたずらっ子という設定なら、同じパンフレットに使うのでも、パンフレットの片隅がめくれてキャラクターが覗いているとか、色々と使い方を想像できます。

制作サイドの問題だけではありません。

お客様にしたって、今回、初めてそのキャラクターがお目見えするのに、その情報がなにもないのです。


キャラクターをなぜ販促に使うのか?


それを考えてもらえばわかると思いますが、キャラクターはお客様に親近感を持っていただくため、ブランドの独自性を出すためなどに使います。


なのに、はじめましてでもなく、キャラクターを語るストーリーもなく、いきなりチラシに登場しても、ただのイラストと変わりありません。


それで、お客様に親近感を持っていただけると思います?





ね、難しいでしょう。


何もストーリー仕立ての漫画を書く必要はありません。
着ぐるみやCGでCMを作る必要もありません。

また、必要以上にキャラクターを説明しまくる文章もどうかと思います。


ただ、キャラクターの姿や、ポーズ、持ち物や、衣装に、何らかのストーリーを感じさせるものが欲しいですね。

そういうものがちょっとあるだけで、お客様に対する訴求力が全然違ってきますから。

キャラクターにはストーリー
ぜひ、覚えておいていただきたいと思います。