Vol.023 他社戦略を参考にする DoComoの新キャラクター | アメブロ,ホームページ(WEBサイト),キャラクターで集客できるデザイン戦略

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25年の経験で得た集客や販促のノウハウを、飲食店や士業等のお店や小さな会社向けに、飯田橋の広告制作会社(株)ツワイス代表 藤谷が語ります。

⬛︎Vol.023 他社戦略を参考にする DoComoの新キャラクター

※これは2005年のメルマガです。

会社で携帯電話を購入したときにおまけでキャラクターの携帯ストラップをもらいました。

皆さんもご存知の通り「ドコモダケ」という脱力系のキャラクターです。

テレビではきのこの傘の部分が毛糸になっていていい味出しています。
CMで発表された当初からストラップが欲しいという声が出ていたようです。

残念ながらストラップの方は、傘の部分も普通のフェルトなんですが、お知りの部分がクリーニングクロスになっています。

やっぱりCGなどと違って実際に手で触れられるものは、印象というか見る人に与える情報量が違います。

さて、この「ドコモダケ」ですが、「ドコモだけ」が提供しているサービスとうまく引っ掛けてキャラクターが作られています。

ベタなネーミングとキャラクターですが、脱力系のデザインとシンプルでわかりやすい物語で記憶に残りますね。

シンプルでわかりやすい物語というのは、この場合、「ドコモだけのサービスがあります」ってことだけなんですね。

強いて言えば「2ヶ月繰り越せて、分け合えるのはドコモだけ」ってことでしょうか。

視聴者は、ドコモだけのサービスがどういうものか正確に覚えていなくても、キャラクターのネーミングと命名理由をCMで展開しているおかげで、とにかく“ドコモだけのお得なサービスがある”と覚えてしまうわけですね。ウマイ!

すると新規契約の場合、じっくり比較検討するような人以外は、「ドコモっていいんだよね。ほら、ドコモだけって言ってるジャン」ということになります。

実はドコモは同じ脱力系のキャラで“ドコモショップくん”というキャラクターを出していたのです。

デザインのテイストはこの“ドコモダケ”と同じ脱力系でした。

でもショップのカタチをしているだけのキャラですから、物語がありません。
しかも、ショップまわりだけしか露出しなかったので、成功したとは言えませんでした。

今回は、その反省にたってのキャラクター展開ですね。

このキャラクターと物語(ストーリー)との関係はキャラクター販促活用術で非常に重要だということがお分かりいただけると思います。

参考になれば幸いです。