ポルト(観光、交通) | リリのぜいたく三昧

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せっかく撮った写真とか、観た映画のこととか、読んだ本とか、初めて行った場所のこととかを書きたくて。

ポルトの主な見所は旧市街地区に集中しているので、市内観光だけなら全て徒歩でもいけます。
もちろんホテルの場所によるので、必要ならメトロを使うべきですが。

私はカンパニャン駅と空港と、ホテルの間を移動するのにメトロを使いました。



ポルトのメトロはA線からF線までの6つの線がありますが、観光客が行く地区は6つのうち5つが同じルートを走るので、実質的に使う路線は二つだけ。

乗り方はリスボンのvivaと同じようなチャージ式の乗車券を手に入れて、そこに必要な料金をチャージして、改札でタッチ!ピッ!
ポルトは「andanteアンダンテ」っていうブルーのカードです。

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料金システムはゾーン制。
つまり、日本の電車と同じです。
券売機に各駅のゾーンが記されているので、該当するゾーンの金額をチャージすればよし。
券売機は英語表示にできるし、必ず近くで係りの人がうろついてるので、わからなければ教えてくれます。

リスボンと同じで、アンダンテをゲットすれば、市電も市バスもケーブルカーも共通です!

メトロしか使わなかったから、情報これだけ(^_^;)






前述した通り、ポルトの主な見所は、市庁舎から南側、世界遺産にも登録されている歴史地区に集中しております。


まずはポルトで一番高い塔のあるクレリゴス教会でポルトのパノラマビュー。
すぐ近くには、世界一美しいと言われる本屋さんがあります。

サン・ベント駅に戻り、南側に進むとすぐにカテドラルがあり、そこからまっすぐ進むとドウロ川を渡るドン・ルイス一世橋の上層です。

橋からの眺めが、また素晴らしいですねー。ぜひ歩いて渡りましょう。200mぐらいです。SFのゴールデンゲートブリッジとは違いますから。



渡り切ると、対岸はポートワインのワイナリーが並んでおります。
ワイナリーの見学や試飲もできます!
が、ワインに全く興味もなければ、そもそも飲めない私は、そこはスルー。

せっかくなので、ロープウェイに乗ってドウロ川と歴史地区の眺めを堪能して、川沿いをのんびり散歩しました。

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気分はすっかり魔女の宅急便♪
※ホントのモデルはスコットランドです。

帰路はドン・ルイス一世橋の下層を通り、レストランが並ぶカイス・ダ・リベイラという地区にて腹ごしらえ。
ポルトのB級グルメと言われるフランセージョを食べました。
うまー( *`ω´)



そこから再び歴史地区歩き。
サン・フランシスコ教会、ボルサ宮と回って、坂を登って市庁舎のあるリベルダーデ広場に戻りました。
残念ながら、ボルサ宮は行事があったらしく、中の見学はできませんでしたが(>_<)


こんだけ行きましたが、半日ぐらいしかかかりませんでした。
もちろんポートワインのワイナリー見学してボルサ宮も見学してたら、プラス2時間ぐらいはかかっただろうけど。

坂の町なので、歩行距離の割には疲れやすいかもですが、だいたい全て1キロ以内だし、町の雰囲気に触れるって意味でも歩いて回るのがベストかと。

これなら、頑張ってソアーレス・ドス・レイス国立美術館まで行けば良かったかなぁーと、少し後悔。
国立美術館は、ポルトガル最古の美術館で、日本の南蛮屏風なんかが展示されてます。



歴史地区を歩いた感想としては、やっぱり、歴史地区なだけあって、ボロいなぁーと。

遠目に見てるとキレイで可愛らしくて雰囲気あって素敵!って感じですが、実際の建物はもはや廃屋の域だし、ラクガキなんかもあるし、少し臭うし、キレイばかりではなかったです。

少し、現実を見た気分でした。

でも、そういうものを淘汰してしまうのではなく、そのままの形で残してあるということは、本当にすごいことだと思います。

だって、この街の中心部なんだよ。一番人が集まるところ。
札幌だと駅前から大通公園だよ。
そこが、街で一番古い建物が立ち並んでる場所ってことなんだよ。

見た目に綺麗で整った新しい街に作り変えてしまう方が、ある程度のコストで済むし、楽だし簡単だし便利にもなるでしょう。

それをしないで、古い街並みの維持ためにお金を使い、住民の理解と協力を得ている。
それって、けっこう大変なことだよなぁ。すごいなぁ。




リスボンとは、また違った雰囲気の漂う、いい街でした。