東野圭吾著、幻冬舎
あ、この話には加賀刑事は出てきません。
単に、最近の東野作品ということで、ママが持ってたのを読みました。
扱ってるテーマがね、難しいです。
国家が、国民の遺伝子情報を管理するというような話ですね。
こわいこわい。
人間がこの先いかにしてコンピュータと向き合っていくかってのは、永遠のテーマですね。
加えて、格差社会の問題もあります。
支配されるのが嫌なら、支配する側になればいい。ってのはわかるけど、そんなことじゃない。
何か、ないのかなぁ。
そこはやっぱり、良心に訴えるしかないのかなぁ。
こわいこわい。
ミステリーとしては、少し反則なんじゃないかっていうSF要素も含まれた内容ですが、私はそんなところも好き。
あり得ないって思うものでも、あったっていいと思う。
話題のspecなんかもそうですね。
そして、東野圭吾さんが描く愛の形が好きです。
家族なり恋人なり友人なり。
人間臭くていいですね。
ところで、ついこの間読んだ『赤い指』のスペシャルドラマが1月3日にTBS系列で放送されます。
個人的にはめちゃくちゃタイムリー!
この作品は、現代社会が抱えているあらゆる問題をテーマにしています。
本当に、明日は我が身かもしれないって思わせられる内容です。
放送する意義があると思う。
見なきゃ!!