二冊目。
東野圭吾『赤い指』
講談社文庫
かなり前に、大学生協で買って、読むタイミングを見失っていたやつ。
やっとタイミングをつかみました。
ご存知、加賀恭一郎シリーズです。
あ、知らない??
アレだよアレ。新参者の刑事。
阿部寛がドラマでやってたやつ。
まぁ私も、買ったときは、これが加賀刑事のシリーズだってことは知らなかったけどねー。(というより、加賀恭一郎シリーズなるものが存在していたことすら知らなかった)
実家に帰ると母がシリーズ全て制覇する勢いで集めてるはずなので、読ませてもらおう。
この話では、(たぶん)初めて、松宮刑事が出てきます。
(ドラマで溝端淳平くんがやってた。)
彼は、ドラマのイメージそのまま!
カワイイ(*^^*)←仮にも一課の刑事にちょー失礼
さて。(これはミステリにおける探偵の常套句なんです。って、夢水清志郎が言ってたw)
やっぱり、東野圭吾すごいよね!
面白かった。
人の心が、リアルなんです。
恐怖心や、猜疑心や、焦りや諦め。
だから、多くの人は関わらないであろう殺人の描写も、自分が体験しているかのように感じられる。
特にこの話は、ありそうだなぁ。マジで。怖いなぁ。
たくさんの愛が描かれた作品でした。
殺人事件と人間の温かみが同居した小
説って、すごいよなぁ。
もちろん、多くの場合、人は愛故に狂うんだけど、それだけじゃないっていうか。
普通とかけ離れたところへ狂って行ってしまうわけじゃなくて、どうすべきなのか本当に際どいところで、誰もがその選択をする可能性のあるところを絶妙に描くんですよね。
それが、東野作品が人気の理由だと思う。少なくとも、私はそう。
私の泣きポイント1が、これまた満載だったから、泣きそうになってしまったよ(/ _ ; )