だめ人間期間にも、本は二冊読みました。
その一冊目。
小川糸さんの『食堂かたつむり』
ポプラ社
柴咲コウが主演で映画化されたやつです。
ちなみにこの映画は、配給会社である東宝の社員さんからの企画で製作が決まった、最近じゃめずらしい誕生の仕方をしております。
なんてことは知ってるけど、映画を見たことはありません。そのうちいずれ。
電車の中で読んでたら、泣きそうになるところがたくさんで、どうしようかと思った。
最近、涙腺弱いです。
ていうかね、私の泣きポイントははっきりしてるんです。
1、家族もの
2、友情もの
3、戦争もの
です。
この3つは、けっこうすぐやられます。
対して、恋愛ものは基本泣きません。セカチューとかもどこで泣けばいいのかすら、あまりわからなかった気がきます。
感動はするけどね。
きっと、そこに感情移入できるような恋愛を経験してないからです。
この本は、1が満載だったから。
やられました。
加えて、料理っていうか、食べ物の力ってすごいなぁーって、思い知りました。
料理しよう、って思った。
この本の主人公のようには無理だけど、ちゃんと食材を極力無駄にしないで、感謝して料理をして、おいしく食べよう。
それだけで、人は幸せになれるんだか
ら。
幸せな食ってのを、18年間欠かさず提供してくれていた、母に感謝☆
今でも、そうだね。
わかってるよ。ありがとう。
ところで。
主人公が声出なくなるって、いらなくない?
恋人との話、それだけ?
近所の人の話とか、大雑把じゃない?
お母さんの過去の話から現代に結びつくまで、ざっくりすぎない?
というように、突っ込みどころも満載ですので(^_^;)
小説として、洗練されていたか?っていうと、あんまりわかりません。
でも、現代の、特に都会で生きる人たちが忘れがちなものがたくさん詰まったお話です。
オススメ。