北アルプス縦走の後編です。
1日目: 新穂高(06:00)~鏡平~双六小屋~三俣山荘(16:30)
2日目: 三俣山荘(06:00)~鷲羽岳~ワリモ岳~赤岳~水晶岳~祖父岳~雲ノ平(14:00)
↓ここから↓
3日目: 雲ノ平散策~高天原山荘(13:00)
4日目: 高天原山荘(06:00)~岩苔乗越~双六小屋(13:30)
5日目: 双六小屋(06:30)~新穂高(13:00)
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【3日目】
今日の目的地は高天原だけなので、まずは雲ノ平をのんびり散策。
が、残念ながら天気は下り坂で、景色はイマイチ。
それでもすごく贅沢な時間を過ごせました。
木道を歩いていると、北アルプスの最深部とは思えない。
しばらく歩きまわったところで、いよいよ高天原に出発。
しかし、この標識の注意書きがおもしろい(笑)
雲ノ平にお別れをしました。
高天原までは3時間。楽勝~と思ってましたが、最初の1時間は岩場の上に雨なので、足場が悪くて滑らないように緊張しながら歩いたため、意外と体力を消耗。
それでも無事に高天原山荘に到着。
これまた山奥とは思えない湿地がありました。
3日目のお昼は白いご飯とさんまの蒲焼(缶詰)、マーボー春雨。
もちろんビールをお供に 疲れも吹っ飛ぶ~。
お昼を食べた後は、日本最奥の温泉、「からまつ温泉」に行きました。
山小屋から20分くらい。こんな山奥で温泉に入れるなんて幸せ。
と、その前に。温泉からさらに20分くらい歩いたところにある「夢ノ平」へ寄り道。
登山道の終わりの地点。この先歩いて行ったことある人はいるのかな~?
戻ってきて、ようやく温泉に入ります。
ちゃんと女性男性は分かれていて、のんびり入れました。
山小屋に戻ってきて、休んだ後は夕飯。
一番山奥の小屋なのに、メニューが豊富でびっくり。美味しかった
天気は悪いものの、お盆ということもあり、布団は3人で2枚。
意外と気にならなかったかな~。
これまた19:30頃に就寝。あす以降は下界に戻ります。
【4日目】
2日目に通った岩苔乗越に、行きとは違う道で戻ります。
出発してすぐに雨が降ってきて嫌な予感…
降ったりやんだりかと思いきや、この後どしゃぶりが続きます。
本当は黒部五郎を目指す予定でしたが、この雨の中はさすがに危険…ということで、おとなしく帰路につくことに決め、初日に昼休憩をした双六小屋を目指します。6時間の道のりです。
富山側の折立から入ったという年配の団体さんも、双六を目指すとのことでした。
じぃさんばぁさん…パワフルだな。
ひたすら林道を歩き続けました。雨のせいで虫(大きな蚊)がスゴイ。とにかくこの虫地帯を抜けたいという一心で歩き、なんとか岩苔乗越に戻ってきました。
雨なので休憩もままならず、先を急ぎます。
ここからはしばらく下り道なので、ほぼ駆け下りてきました。
普段なら何ともない岩場も、雨のせいで濁流のようになってた。
この雨で遭難者も出たみたいで…雨の中の登山は危険だなと改めて実感。
途中で、黒部川の源流標識を見つけました。ちゃんと源流も飲んだ!!
この雪解け水があの大きな黒部ダムになってると思うとすごいことだ。
ようやく三俣山荘まで戻ってきました。山荘の食堂でラーメンを食べて暖まりました。
外は暴風雨。現在11:00。留まろうかどうか非常に迷ったけど、少し雨が落ち着いたので、双六小屋まで行くことに決めました。あと2時間の辛抱。
幸い、稜線を歩いているときは雨も弱まり、無事に双六に着くことができました。
出発時に会った団体さんも30分後位に着いてたのでちょっと安心しました。
双六小屋は初めて泊まったけど、新館はきれいだし、乾燥室はボイラーがあって現代的ですごくびっくり。
びしょぬれになった服やタオルも夜にはすっかり乾いてました。双六まで頑張って歩いて良かった(笑)
夕食はなんと天ぷら。豪華山小屋というより旅館…
混むかな~と思いきや、布団は一人一枚。双六小屋は本当に快適でした。
夜中の間、雨が降っていて、翌日も止む様子はなく…
【5日目】
今日も雨ということもあり、みんな早々に出発していった様子。
我々も朝食を食べた後、6:00頃に小屋を後にしました。
もう写真も撮る余裕もなく、ただただ新穂高に下りてきました。
登山道からはもちろん自転車で下ってきました(笑)歩いている人達にびっくりされた
小屋の人によると、8月は2~3回しか晴れなかったらしい。
確かに5日中3日雨でした。
でも山頂にいるときは本当にいい天気に恵まれて良かった。
本当にいい経験が出来たし、5日間歩き続けることが出来た自分を褒めたい
おわり