すごく暑い日なのに程よい日陰に涼しい風が吹く気持ちいい参道でした。
(途中ロックなお経につられて玄静院さんに寄り道)
法明寺を出てまーっすぐ進むと鬼子母神堂の横っちょ東側に到着。
正面からの写真を貼っていく。
令和4年5月3日参拝
都電荒川線鬼子母神前または地下鉄副都心線雑司が谷駅から徒歩5分ほどでケヤキの表参道です。
その後の寛文4年(1664)、
加賀前田家に生まれ徳川3代将軍家光の養女として広島藩主浅野光晟に嫁いだ満姫(自昌院英心日妙)から現在の鬼子母神堂を寄進されました。
鬼子母神堂(遠景)
鬼子母神堂は奇跡的に戦火を免れていて、
昭和54年に東京都指定有形文化財となり、
解体修理を経て平成28年には国の重要文化財に指定されています!
鬼子母神堂(近景)
実は大黒堂でおせんだんごを食べるまで鬼子母神ってどんな神さまなのか分かっていなかったのですが、
もともと一千人も子どもがいるビッグマムでありながら人の子を食べると恐れられる鬼女だったのがお釈迦さまの教化で子どもの守護神となったそうです。
着物の袂にザクロの実が。
種の多さから子沢山を連想させる縁起の良い果実と言われてますが、
ビタミン類が多く含まれてるザクロは女性にとって嬉しい果実だよね。
裏側へまわり裾の部分に刻まれた〝子どもが立派に成人したことへの感謝〟という石像建立の趣旨を読んだら涙が出そう。
その隣の石は山岡鉄舟なんじゃない?と調べたらやっぱりそうだった。
彰義隊顕彰碑
裏表、側面までたっぷり鉄舟✨
ところで鬼子母神堂は拝殿/相の間/本殿という権現造りなわけですが、
段違いの相の間を繋げることで祭典奉仕者が御神体に背を向けても失礼にならないよう配慮した造りであることを日吉東照宮で知ったよね。
中に入るとよく分かるんですけどね。
本殿を見ながら裏側へまわると妙見菩薩のお堂が建っていました(それもまあまあ盛大に)。
小さな社殿のわりに彫刻がすごいです。
御朱印代は「お気持ちで」、
といえば聞こえはいいけど実際は職員に「お気持ちでいただいてますよ カッ〻〻 」と見下ろされ震えながら500円を差し出す感じ。
優しさあふれる本坊とは大違いでびっくり。
結局仏像が見れたのは不動堂だけで石ものばかり見ていた(好きだからいいけど)。
法不動堂とか御神木ザクロとか
その中の都流茶道 3世家元荒木草栄先生から奉納されたぶんぶく茶釜とか、
おもしろそうだけど台石の銘文が読めないので暇なとき調べてみようという感じ。
お参りのあとは境内の大黒堂で大きな大黒天を眺めながら名物おせんだんごをいただきました(趣味:お茶)。
しょっぱいのと甘いので604円。
緑茶のサービスが嬉しいよね〜。
ところで商店街中ほどの観光案内所に鬼子母神堂が所有する絵図の写真があったんですね。
またまた幽霊画家の鳥山石燕です
背負ってた女が鬼になるってやべぇ。
大森彦七の図(太平記第23巻)
2代ってことは屋号化してた方なの?
学芸員さんの分かりやすい解説がありましたので貼っときます。
雑司が谷さんぽはつづきます。
■雑司が谷鬼子母神堂
東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20