三社ある甲斐奈神社のうち二社目です。
橋立の甲斐奈神社からは4kmの距離。
こちらの住所は笛吹市春日居町国府(こう)。
案内板には〝奈良時代に甲斐国府のあった場所〟と書いてあります。
国府が移転したのかしら
御由緒書きによると‥
創建は神亀3年(726)聖武天皇の御代に国司の田邊史広足が峡之神社と名付け、
その後甲斐奈神社と改称されたと。
明治百年記念の石碑で元県知事さんが猛アピール ꒰꒪д꒪|||꒱
當地は甲斐の国府の所在地にして国司執権の地なり
當甲斐奈神社は甲斐の国の総社にして延喜式の名社なり
昭和四十三年十月二十三日 山梨県知事田邊国男
御祭神は彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)と大己貴命。
彦火々出見尊の別名は火遠理命(ほおりのみこと)= 山幸彦と言って邇邇芸命と木花咲耶姫命の間にお生まれになった皇子で、
神武天皇の祖父にあたる神さまです。
日向三代の神さまが山梨に祀られてるのスゴくね
かつて守ノ宮大明神と称されていたのは四ノ宮(しのみや)≠ 国守ノ宮が転じたと伝えられているそうですが‥。
四ノ宮の論社だとしたら甲斐国一宮浅間神社に縁の深い山幸彦さんだし、
それは合ってるのかも(^ω^)
でも守ノ宮大明神という称号は国府を守るではなく子守の宮じゃないでしょうか。
安産の神さま木花咲耶姫命が炎の中で産んだ3人の子の一人が山幸彦さん。
山幸彦の奥さまも安産の神さまです。
境内に陰陽石みたいな奇石があるし、
子守りの神さまなのよ、きっと〜。
末社殿に祀られる神さまは不明。
下に転がってる額は甲斐奈神社と書かれていました。
この神社‥かなりガンガン攻めます、
「延喜式内」の社号標までありました!
どちらの甲斐奈神社も国府宮だったのでしょうがわたしは国分寺と一宮が近い橋立の方を推す*(๑¯◡¯๑)
▲稲荷神社
御朱印は‥神社のななめ前の食堂「あこがれ」でいただけます。
ついでにこちらでごはん食べましたw
初穂料は200円‥。
ハンコは全てチェーンで繋がっているので、
カラーボックスの空きスペースで押すことになります。
印判は大小2種類ご用意してくださってるし、
スタンプ台も新しいです。
しかし‥カラーボックスの天板が凹んでて真ん中が押せないのですよ(´;ω;`)ブワッ
朱印を真ん中に押すのは危険と判断して端に押しました(`Д`)
もう200円払い帳面を台にしてはさみ紙に押したらうまく(?)いきました。
もう三社目の甲斐奈神社。
御祭神は菊理媛命と木花咲耶姫命。
菊理媛命って白山権現じゃない。
ある神社で聞いたら慶応四年に白山神社から甲斐奈神社になぜか改称したそうです。
どうやらこちらは延喜式に記載される甲斐奈神社ではないようですね。
▲甲斐奈神社(甲府市)
近くの舞鶴城にも行きました。
どこがどう城なのか、
よく分かりませんでした。
▲舞鶴城(甲府城)