甲斐国総社と延喜式内社甲斐奈神社の論社です!
律令政治で国司が着任すると国の有力大社へ参拝が義務付けられていましたが、
巡拝が困難なので国府の近くに国中の神々を合祀する総社を作るようになりました。
これが総社の始まりです。
こちらの神社には別称がいくつかあり橋立明神とか林部宮と呼ばれています。
林部は「はやしべ」じゃなく「へえしべ」と読みます(・∀・)
「へえしべのみや」ですww なごむ〜
山梨に三社ある甲斐奈神社のうち、
こちらは甲斐国一宮の近くの一社です。
甲府駅近くの甲斐奈神社は慶応四年に白山神社から甲斐奈神社に改称しただけですよ〜 (`Д`)便乗?
▲神門
で、甲斐国総社の論社は三社。
①橋立明神と呼ばれるこちらの神社
②守之宮明神と呼ばれる甲斐奈神社
③甲府市宮前町の府中八幡神社
甲府が国府になったのは武田時代なので③ハイ消えた、
残るは①②ですが、
橋立明神の近くには甲斐一宮や国分寺跡があり、
甲斐国の政治文化の中心地だったと考えられるので総社・式内社とも①の方が強いかな。
②は前宮か御旅所か‥ 便乗?w
御祭神は国常立尊・高皇産霊尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊です。
諾冉をお祀りしてるので「神祖宮(しんそぐう)」とも称されています。
御本殿立派でした〜。
神楽殿は縁の下の彫刻がなかなかだったような気がするけどうろ覚え‥。
境内末社は社殿が傷み一殿に合祀されています。
・大神宮(天照大御神)
・疱瘡神(煩大人命)
・稲荷社(宇迦之御魂命)
・山神社(大山祇命)
・文殊稲荷社(保食神)
金田地区には境外摂社の金山神社があります。
平成19年に東原地区より遷座した林部天神社の御祭神は天満自在天神(菅原道真公)と日本武尊。
▲林部天神社