沖縄4日目。
お目覚めはとんでもない二日酔いで神社めぐり断念の危機でした。
だけど今日しか時間がなーい!
那覇在住の知人を呼び出しとりあえず車で波上宮に乗せてきてもらいました(`Д`)
はるか昔から波上宮本殿の建つ崖の上は、
海の彼方にあるニライカナイの神々に日々の祈りを捧げる御嶽(ウタキ)という聖地でした。
人の魂はニライカナイという理想郷と行き来して7代後に親族の守護神になると考えられています。
正月には国王自らが参詣する程崇敬されてきた琉球王国第一位の神社です。
現地の方からは親しみ込めて〝なんみんさん〟と呼ばれているそうです。
慶長4年(1609)琉球王国を日本に併合し薩摩藩琉球自治区→琉球藩になってからの‥
廃藩置県から8年後の明治12年(1879)、
政府から正式に沖縄県が制定され、
明治29年(1890)琉球八社の中心だった波上宮が官幣小社にに列しました。
その後 沖縄各所の御嶽や拝所が村社として統合されていきました。街中に謎の神社がたくさんあるのはこーゆうことね( ºωº )
ちょうど中国人観光客がどやどや入ってきたのでいなくなるまで待ちました。
柄杓一杯で手と口を清めるだけなのにこんな水浸しになる意味がワカンネ(`Д`)チッ
現在の御社殿は平成5年に建て替えられました。
その年は今上陛下が沖縄御行幸された記念すべき年です ٩(๑′∀ ‵๑)۶
御祭神は熊野三所権現。
伊弉冊尊(いざなみのみこと)、
速玉男尊(はやたまをのみこと)、
事解男尊(ことさかをのみこと)。
相殿に竃神(かまどのかみ)≒ 火神(ヒヌカン)、産土大神(うぶすなのおおかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)です。
やっと会えた(´;ω;`)ブワッ
味のある素焼きのシーサーさん。
顔ww
後ろ姿は割と細身ね。
オリジナル御朱印帳がありました٩(๑′∀ ‵๑)۶
流水模様に松竹梅の表紙で裏は祈りの聖地。
もちろん伝統の紅型(びんがた)風!
このままアロハシャツにしたいくらいの可愛い柄です!!
波上宮の御朱印です。
兼務社の安里八幡宮・末吉宮・天久宮の御朱印もいただけます。おまいり行ける方は合わせてどうぞ◡̈!
石碑に書かれてるのは先帝が沖縄を思い病床でお詠みになられた有名な御製です。
思はざる 病となりぬ 沖縄を
たづねて果たさむ つとめありしを
▲昭和天皇御製碑
先帝は終戦後より国民を激励するため全国をご訪問なさっていました。
沖縄が本土復帰となりご訪問が決まりかけたところでひめゆりの塔事件が起こり中止に、
そして昭和62年病に倒れ念願だった沖縄ご訪問が再び見送られました。
(`・ω・´)ゞ
▲殉職警察官慰霊碑
波の上ビーチをお散歩しながら御本殿を見学。
暑くて溶けそうでした(`Д`)
次の神社へ向かう波之上臨港道路からも御本殿が見れました。
日本が開国される前から中国やヨーロッパに出かける琉球の貿易船はこの風景を見ていたんだなぁ。
欄干ジャマ。
◆波上宮(なみのうえぐう)
沖縄県那覇市若狭1-25-11