一日中笑った。
15年も6年も前の話。
中学生の頃にモテる男子と言えば
『やんちゃマン』もしくは『運動できるマン』
であったわけです。
当時、慎介が「俺は、前宙(前転)ができる!」
と言い出し、『わざわざ』女子テニス部の前の
砂場に友人を集合させた。
友人たちはことごとく『手』をついての前転に
なってしまった。
「前宙なんてできねぇべ!?」なんて声。
トリを飾るのは、発起人である慎介大名人。
半笑いで「じゃぁちょっくら行くわ」と一声。
大きく助走を取り、それは100mを10台で走るが
ごとき勢い。
砂手前50cmの木片から飛び込んだ慎介は、
『ジャンプ一番』と言うよりは、まるで水泳選手が
スタートを切る『飛び込み』と言った感じ。
『バス』と突き刺さった慎介のあたま。
60度に頭から突き刺さった慎介の身体は、
まるで、目が覚めるように、糸が切れるように、
アブラゼミが鳴き止むように、
静かに静かに『パタリ』と崩れる。
・・・『ピーポーピーポーピーポー』
思い出すと、本当に笑えてくる。
朝から思い出してしまい、一日中思い出し笑い。
そんな、周りから見たら、とってもHengTaingな
一日でございました。