朝稽古と電子書籍化の話し | 無門会空手のブログ

朝稽古と電子書籍化の話し


日曜日の朝稽古は、少し集中力がないまま、首に濡れタオルをかけて、約2時間やりました。午後は西日本大会のトロフィを注文に半日かかりました。
昨日月曜日は、同じ首に濡れタオルをかけて、いつも通り1000本移動を行ないました。もちろんその後『1、1.5、2』の基本の攻撃100本と五段受即攻とカウンター全700本やりました。

その後は、前屈立ち系の点と直線の稽古、猫足立ち系の円の動きをやり、坐禅を組んで終了。

最近ベンチプレスをやっていないので、軽い30kgから、ほんの軽くやり始めました。

昨日の火曜日は、1990年代に格闘技通信で大きな話題となった『極限の空手道理論、富樫宜資と無門会空手』の今後のことについて考えてみました。









皆さんもご存知かもしれませんが、現在武道界を見渡しても、達人名人と言われている合気道、空手云々の動きは、約束組手までの段階(ダイナミックフォーム)の初期的動きを素早くカウンター、受即攻(B級C級の動き、実戦ではなかなか使用できない)したりする段階に過ぎない。

『3重の攻撃』という相手のカウンター、受即攻をする動きを見ながら3重の攻撃する段階の、はるかレベルの低い動きなのである。

1989年から格闘技通信に連載した『極限の空手道理論、富樫宜資と無門会空手』は、そうした約束組手レベルまでの武道界や、円の受即攻を『1の円』で終えている大山倍達氏の限界を明確に述べて、約束組手、約束自由一本組手、約束自由二本組手、約束自由組手、自由約束一本組手、自由約束二本組手、自由組手の理論を提示して、完成として空手を明確にしたもので、現在でも、その理論を超える人は出ていない。不可能と言って良い。

空手は剣道などより完成構造がはるかに難しく、空手理論家などもいるが、現実の空手の突き一つ満足に受けれないという現実が、理論の進みを止めてしまうのである。

富樫宜資理論(YT理論)の実験団体、実戦部隊と言って良い、自由組手全国大会、国際大会の参加選手は、1年の修行の公開実験試合で、10年を一つの単位として観ている。

2019年現在、ある程度の完成期(選手たちが試合で受即攻を猛烈に意識している)には来ていると言って良い。
格闘技通信に理論公開したのが1990年代初期で、2000年代、2010年代と、『YT理論』公開から30年も経過している。

2020年の東京オリンピックでも採用される空手。
しかしそれで良いのか?ルールがコロコロ変わり、およそ武道とは言えなくなったスポーツ空手。
そういう中で、『極限の空手道理論、富樫宜資と無門会空手』を今一度、多くの方に見て頂き、このままで良いのか?
日本人に、本質的な空手を再び提示する必要がある、と判断して、『22世紀アート』の海野さんの提示してきた『電子書籍化』と『本』化に話になる乗る気になった次第です。

電子書籍化、本化にはそれ相当の金額がかかるので、今回無門会会員や、格通ファン、無門会ファンにクラウドハンティングとして『製作委員会』を作ることになった次第です。