キース・エマーソン | 頑固不器用ワンパターン

キース・エマーソン

先々週の週末、新聞をパラパラとめくっていたら、「キース・エマーソン来日」と広
告が出ていた。
思わず大きな声で「おおっ!!」と叫んでしまった。
ボクのこの挙動を見てメロキチが、「えっ、どうしたの?」と聞いてきた。
「イギリス人のおじいさんがオルガンを弾きに来日してライブやるんだって。一緒に
行こうか。」と振ったら、
「うん、行く。」だって(爆)
まだ小学5年生ですよ。まーいいか。
早速チケットを確保。

来日は10月だから、ゆっくり教育しましょう(笑)


知っての通りキース・エマーソンはEL&Pで国際的に有名になりました。その前の
バンド「ナイス」でも何枚かアルバムを出してて、これも聴いたことありますが、あ
まり面白いものではありません。

彼はナイスよりもっと前から、バンド活動をしていましたが、その時のエピソードを
書きましょう。


オルガンプレイヤーだった彼は、楽器運搬に車を使っていました。
ある雨の晩にライブ会場のバーに向かう途中で車がパンクし、真っ暗な雨の中でびし
ょ濡れになりながらタイヤ交換して、ヘトヘトになってお店に到着しました。

店では既に客は酔っ払って出来上がっていました。
店の主にせかされながら、急いで楽器をセッティングし演奏を始めたけど、酔っ払い
共は演奏なんか聞いちゃいない。

この時彼の頭の中で何かが音を立てて弾けました。
逆上した彼は演奏しながらオルガンをガッタンガッタンと前後にゆすったり、押し倒
したりと暴れまわりました。

これが酔っ払い共に大受けして、彼の芸風が確立したんだそうです(笑)


1970年頃にレコード会社が付けた彼のキャッチフレーズは、「誰も彼程には狂え
ない!」でした。


果たして2005年の彼は、どの位狂ってくれるのか、今から楽しみでなりません。