ライオネル・ハンプトン スターダスト | 頑固不器用ワンパターン

ライオネル・ハンプトン スターダスト

hompton




期せずして、ピアノネタが3回も続いてしまったので、今日はライオネル・ハンプトン。

バイブラフォン奏者であります。



このアルバム、いつも1曲目のスターダストしか聴きません(爆)





何故1曲目だけかと言いますと、理由は2つ。



その1

なにより演奏がずば抜けて良い。



その2

看板スターのライオネル・ハンプトンは、1曲目でしか演奏していない。





その2は、笑っちゃいますよね。

このアルバムには4曲入っているんですから(笑)





1曲目の演奏がどれくらい良いか、ボクのボキャブラリーでは語れません。

アマゾンにはつぎのようなレビューが書いてありました。

「タモリ氏も、死ぬ前に一枚だけ聞くとしたら「このアルバム」と言っていた。」

ということであります(笑)



曲の構成としては、アルトが思いっきりケベスなテーマを吹きます。

このテーマだけでお客さんはもう興奮し切っています。

そのあと、テナー、ペット、ベース、ピアノ、ギターだったかな? ソロ回ししますが、みなさん芸達者。

決して現代的バカテクではありませんが、素晴らしいエンターテインです。



そして取りはライオネル・ハンプトン。

この内容は、もう凄いとしか言い様がありません。

何かが乗り移ったかの如くに、マレットを叩き続けます。





ライオネル・ハンプトンは多大なキャリアを持つプレイヤーです。

でもね、アマゾンで引くとこのアルバムが一番上に来るんですよ。


これ、モノラル録音なんですから。

やっぱり、名演奏なんですね。

みなさん、この1曲のためにお金を払っている。

でも確かにそれだけの価値があります。





なぜライオネル・ハンプトンは1曲目しか入っていないかというと、翌日映画の撮影があるので、早めに寝たかったそうです(ボクみたいな性格だな^^;)。

でも、この日1曲だけ演奏したスターダストの出来が、余りにも素晴らしかったので、興奮して結局寝付けないまま朝を迎えたそうです。

これはライナーノートに書いてありました。







興奮して眠れない。

ボクもセッション駆け出しの頃はそういうことがありました。

だけど、最近はセッション行ってもライブやっても、そういう感動を味わうことって、なくなっています。

これは、まずいですね。



感動しない=老化が進んでいるということですから(笑)