矢野顕子 ピヤノアキコ | 頑固不器用ワンパターン

矢野顕子 ピヤノアキコ

日本語の歌。
演歌民謡歌謡曲ニューミュージックJ-POP。
普段のボクに縁が無いジャンルであります。

意識して避けている訳ではないけど、日本語の歌は本当に殆ど聴かない。
今思い起こしてもこれ位しかお気に入りがない。
・ポルノグラフィティーの「アポロ」
・井上陽水の「帰れない二人」
・ユーミンの「あの日にかえりたい」
・森高千里の「ストレス」

そんなボクが、ラジオから流れる歌を聴いて「欲しい」と思ったCDがこれ。
矢野顕子さんの「ピヤノアキコ」
買って良かったと思った、秀作です。

yanop




矢野顕子さんといえば、「在広東少年」や「ご飯ができたよ」、
もっと有名なのは「春先小紅」か。
「♪ほーらは~る先神戸に」と、ポートピアのテーマソングと間違えられたんですね。

歌も鍵盤演奏も個性的で無茶苦茶上手であることは知っていたけど、
ピアノ弾語りオムニバスで1枚出すということに、ボクは興味を持ちました。


彼女は恋多き女であり、アルバムも全編ほぼ恋の歌。
買ったはいいけど、その頃恋の毒気に参っていたボクには刺激が強すぎました。


最近聴きなおして、やっぱり良いと、確認しなおしたのであります。


ピアノは単なる伴奏ではなく、ストーリーを演出する道具として機能しています。
独りで歌いながらこの楽器を操る矢野顕子という女性は、
何と言うか、人間を3人くらい中に抱えているような、多彩な凄さを感じます。



ジョアン・ジルベルトとこのCDを聴くと、ボクも弾語りをしたくなるんですけど、
歌は本当にダメですね(苦笑)