ライブと自助活動 | 頑固不器用ワンパターン

ライブと自助活動

昨日の昼休み、携帯にメールが入った。
晩にmari-momoさんと一緒にライブをやる、ドラマーからだった。

前からこの日はライブに行く積もりでいたけど、ドラマーからのメールはそれに加えて「今夜自分の知人を連れて行くので、話し相手になってやってほしい」という内容だった。

ボクが3ヶ月休職したことを聞いて、同じ病気で苦しんでいる人の力になってもらえればということである。



さて会社を適当に切り上げてライブへ向う。
今日は客なので気楽なものである。


もう1年前からこの面子でやっている気のゆるみからか、出来は余り良く無かったな。
やっている当人達も「うまくいっていない。まずい。何とかしなくちゃ。」と思っているのが感じられる。
だけど焦りが空回りしてしまう日もあるのだよ。

原因はだいたいわかっているが、ここに書いても仕方ないのでやめておく。



適当なところで、件の人物とご対面。
まだ若い、25歳位に見える。
確かにボクと同じ病気であることは、同病者なのですぐにわかった。

彼は今までこの病気は治らないのではないか、いつになったら治るんだ、とパンパンに張った、考えが巡るはずが無い頭で考え続けて、答えが見つからず絶望に近いところまで落ちてしまっていた。

それはつい数カ月前のボクの姿を鏡に映したごとくであった。

既に医者には行っているというから安心したが、ここまで悪くて医者に行けてなかったら、命が危ない程である。


しかし、3ヶ月休職したことで、十分に健康に見えるボクと話をし、治ることを理解して、心にナニカがジワリと広がったようで、泣いていた。

彼の住まいは東京を挟み反対側だし、PCを持っていないというから、気楽に会ったりネットを使うことができない。
一夜限りのセッションになってしまうかも知れない。

でも彼は自分が向うべき方向を見つけてくれた様子だったから、きっと立ち直ることでしょう。
希望があれば、人間は耐えることができるからね。



しかし、あのドラマー。
こういうデリカシーがあるとは、人は見かけによらないものだ。

酔っぱらってボーカリストの胸を触っちゃうような、ボク×1000級のおやじなのだが。。。