ジャムセッション | 頑固不器用ワンパターン

ジャムセッション

今回は、溜まりに溜まった音楽的グチをこぼします。

アホのグチなど聴きたくないという方は、飛ばしてください。



ボクは夜更かしが苦手なので、滅多にセッションに行きません。
たまにセッションに行っても、滅多に良い気分で帰ってこれることがないのも、足が遠のいている理由です。


何が気に入らないのでしょう?

なんとなくは分かっているんですけど。。。



1.ジャズ道人

音楽を楽しむのではなく、
ジャズを封建的社会構築の礎にしている人たちが存在します。

この人たちにとってジャズは、ボクが考える楽しい音楽ではなく、
ジャズ道というような修行の対象になってしまっています。

従って、ジャズ道の人同士でしか意思疎通ができません。

ボクはこういう人と一緒に演奏していても、
宇宙人と演奏している様に感じてしまいます。

「なにが面白くて、この人音楽やっているんだろう?」って思ってしまいます。

まー、何考えようと人の勝手ですけど、

こっちも音楽したいんだから、他人と音楽する意味を少しは考えてもらいたいものです。


ジャズ道人種の多くがあがめる聖人の一人は、この人。

tren

ジョン・コルトレーン


日本に公演で来て、移動の新幹線の中でも、トイレだか車掌室だかで練習してたという話しが、

神格化して語り継がれている封建的社会です。


あ、でも、ボクがコルトレーン嫌いというわけではありませんから。



2.俺って、私って、ジャズやってるの、かっこいいでしょ~?人

まぁ、音楽の楽しみ方は自由ですから、
あんまり口うるさいことは言いたくありません。

でも例えば、
「ビール付きで2500円でおねえちゃんとお知り合いになれて、
一晩中遊べるんだから、ヒッヒッヒー。」
なんてことを公言しながら、

毎夜毎夜デタラメな演奏をするような人は、困ったものです。

こういう人は、ジャズをやっているという自分の日常に酔っているだけなので、
何年経っても上達しないし、いつまで経っても共演者の音を聴ける様になりません。


わたしって、ジャズやってるからかっこいいでしょ~?アルバムはこれ。

ryoko

森山良子の「ザ・ジャズ・シンガー」

すごいですね、定冠詞付ですよ!


このアルバムを出したあと、JALとタイアップしてNYブルーノートでライブを挙行。

しかもM・ブレッカーをゲストに呼んで、スワンダフルをアップテンポでやって思いっきり滑ってた。

それっきりジャズアルバムは出してませんから、気が済んだのでしょう。


こんな恥ずかしい映像を30分番組で放映されて平気なんですから、

心臓が強くないとこの商売つとまらないということが良く分かりました。

ボクにはとてもマネできません。


さとうきび畑を歌っている森山良子は、好きなんですけど。。。。



 
この2種類の人たち、
ジャムセッションで内輪で遊んでいるだけなら、
ボクが気にしなければ良いだけなのですが、
チャージ取ってライブやるからいけません。


多分この人たちにしてみると、
「セッションで一応形になったから、ライブやっちゃおう!」

ってな乗りなんでしょう。
でも、その感覚でライブやられると、
お客さんは、「なんだ、ジャズってつまんないじゃん。」と言って、
離れていってしまいます。


「人前で芸を演ずる」ということの意味を、よーく考えてもらいたいものであります。


あーあ、書いちゃったよ。
ちょっとスッキリしました。