昨夜のライブ | 頑固不器用ワンパターン

昨夜のライブ

昨夜はライブでした。

スモールズというお店は、風変わりです。
飲み屋長家の中の一件なのですが、300円の缶ビールしか置いてません。
勝手がわかっているお客さんは、近くのコンビニで飲み物やつまみを仕入れてきます。それでも、持ち込み料は取られないんです。

お店は10人も入ったら演奏スペースが殆ど残らないくらいに、とてもこじんまりとしています。

ライブがある日とない日があります。

ない日は楽器を持って来れば、マスターがピアノで相手をしてくれますし、他にも楽器持参の人がいれば、みんなでワイワイとセッションになります。
それで終電の時間まで遊んでも1000円です。
みんなでワイワイとセッションする感覚は、ジャズをやらない人には分らないだろうと思います。
以前に「世界の共通語」というテーマで書きましたが、音楽語で会話をして遊ぶんです。これは一度覚えてしまうと、病みつきになります。

ライブがある日は、お客さんに1000円払ってもらって聞き役に回ってもらいます。
ライブが終わったら、やっぱり楽器を持っている人はセッションして終電まで遊びます。

さてライブの報告です。
事前PRは何もしなかったのですが、常連さんと、店から通りへ聞こえる音に釣られて入って来られた方で満席になりました。
演奏の出来は、予定していたことは概ねできました。
でも、せっかくのデュエットなのに、いまひとつ2人のからみが弱いな、と反省でいっぱいです。

聞いてくださったお客さんは、どなたも筋金入りのリスナーか、プロ又はセミプロの演奏者ばかりでした。
ライブの常なのですが、本当に良かった時は、終演と同時にその場で本当の賛辞を述べてもらえます。
良くなかった時は、帰り道などで「イマイチだったね、今日の演奏」ってな会話が交わされるものです。

昨夜は、その場で賛辞を頂くということにはなりませんでした
(ボクの演奏ですから当たり前ですけど、、)
でも、あくびされたり、居眠りされたりってこともありませんでした。
革新的ではないけど、佳作的演奏だったということですね。

前にも書きましたが、ジャズの定番はピアノトリオです。
これを骨格にしてナニカを付け足すのが一番やりやすいのです。
ボクは、まだこの形式に捕われているんだな、と気付きました。
ギターでピアノトリオの代わりをしようとしてたんですね。


「せっかくのデュエットなのだから、、、」
これからは、この点をもっと深く突き詰めていこうと、決意を新たにしたのであります。