NHKスペシャル
4月14日(日)21:00
「なぜ妻はいなくなったのか 〜認知症行方不明者1万8000人〜」
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/NLZQLWQ4L7/
認知症やその疑いで、
行方不明になった人が
10年で倍増。
過去最多の1万8000人に。
朝起きると認知症の妻が
いなくなっていた夫。
いったいなぜ?
捜し続ける中で、
妻のある「意思」に思いが至る。
一方、最新技術を使ったまちづくりなど、
認知症の人が安心して暮らせる社会を
目指す取り組みも始まっている。
誰もが認知症の当事者になりうる時代。
行方不明になる本人や家族の苦しみと
どう向き合うのか。
切実な日々を見つめる。
この問題をとても身近に
感じた出来事がありました。
病院で検査を受けた叔母を
送った帰り道。
改札を出ると、
商店街のアナウンスが
聞こえました。
「73歳の男性、○○さんが、
行方不明になっています。
服装は黒のスポーツウェア、
黄緑色の自転車を
押しています。
ご家族が探しておられます。
見かけた方は警察に
ご連絡ください」
そんな内容でした。
料理を作ったり、
家事をしたり、
日常生活ができている。
そんな軽度の認知症の方が
行方不明になることが
多いそうです。
推計によると、
2025年に日本の認知症患者は
65歳以上で約5人に1人。
65歳以上の単身世帯は
36.9%に及ぶ見込み。
本人ばかりでなく、
子ども家族も含めると、
「独居認知症」は、
身近に起こりうる問題。
家族と同居の場合は、
家族が探すことになりますが、
独居の場合は、「いつ」
行方不明になったのかさえ
わからないのです。
定期的にヘルパーさん、
友人、隣人の訪問があっても、
突然いなくなるのは
予測が難しいこと。
独居の叔母が、そんなふうに
突然いなくなることが
ないように祈るばかりです。