NHK 「クローズアップ現代」

 

「ミッドライフクライシス

”人生の曲がり角”をどう生きる」

 

 

 

 

就職氷河期の方の声が多く

寄せられてました。

 

ミッドライフクライシスの本は、

最近、ベストセラーに

なっているそうです。

 

ミッドライフクライシスは、

誰にでも起こること。

 

今の時代だからと

いうものでもありません。

 

私も45歳の時、

心が折れそうな出来事が

重なりました。

 

それが、カウンセリングを

学ぶきっかけとなりました。

 

クライシスは、転機。

 

ピンチはチャンス。

 

ミッドライフクライシスを

乗り越え、残りの人生を

楽しみましょう!


 

 

 

 

 

NHK BS 

【第一話・第二話】 9/21(土) 夜9:00~ 

予告動画を公開!

 

 

『母の待つ里』

浅田次郎/新潮社

 

2年前に原作を読みました。

 

親と葛藤のある方にも、

ない方にも、

故郷のある方にも、

ない方にも、

オススメです。

 

 

--------------------------------

ふるさとをあなたへ−−−
みちのくを舞台にした

笑って泣ける

浅田次郎の最新長編を原作に、

 日本の美しい原風景を描く、

感動のミステリアス・ファンタジーです。

 

 

 

仕事に邁進し、

「独身」を貫いてきた

大企業の社長・松永徹(63)。
 

認知症になった母に、

娘として「別れ」を

告げられなかった

医師・古賀夏生(53)。


定年後、妻に離婚を

突きつけられ「居場所」を

失った男・室田精一(61)。


“孤独”を抱えた彼らの元に、

ある日、「ふしぎな村」への

招待状が届いた。
 

彼らを待ち受けるのは、

ひとりの年老いた「母」・ちよ(86)。

 

彼女の人生に何があったのか、
誰も知らない。

 

全ての謎が解ける時、

感動が押し寄せる。 
--------------------------------

NHKトップ

特集ドラマ「母の待つ里」

制作開始のお知らせ/より引用


 

 

 

 

「悩みのるつぼ」朝日新聞 be 2024.9.14.

 

相談:「老いる母。実家に帰るべきか?」

相談者:女性 20代

 

回答:「あなたは親孝行しています」

回答者:タレント 野沢直子さん

 

相談内容:

東京で3年ほど一人暮らし。

地元の関西に帰るべきか

悩んでいる。

 

通訳の仕事をしており、

それなりに楽しんでいる。

仕事が地元より圧倒的に多く、

仕事を続けたいなら残る方が

断然有利。

 

先日、実家に帰った際、

母親が少しボケた感じで、

受け答えもぼんやりで

驚いた。

 

実家の愛犬ももう6歳。

怖がりで、母親と誰か

もう一人いないと

散歩に行かない。

 

父と妹は実家にいるが、

仕事や学校で留守に

することが多い。

 

私が実家にいた頃は、

仕事帰りに母と犬の

散歩をするのが日課だった。

 

あの日から、今まで

帰れば当たり前にあると

思っていた実家が少しずつ

失われていく実感があり、

怖くなった。

 

大切な家族を放っておいて

何をしているのだろうと思う。

 

何を追いかけているのか、

虚無感を感じる。

 

私は家族のため、と

自分の人生の重みを他人に

押し付けているだけだろうか。

 

それとも、何者かになるぞ、

という青臭いナルシシズムから

解放され、本当に大切なものに

気づいたのだろうか。

 

回答:

とてもとても難しい二択。

悩んでしまうのも納得。

 

まずは、20代で親元を離れて

自立し、通訳の仕事をして

楽しく暮らしていることは、

ご自分を称えてください。

それはとても素敵なこと。

 

私が母親の立場で言えるのは、

子どもが独り立ちして

自分の力で生活を成り立たせて

いること、なおかつそれを

楽しんでいてくれるのなら、

それが親としては一番

ありがたいこと。

親からすればそれを超える

喜びはないと思う。

 

順番からして、自分のほうが

先に逝くわけだから、

子どもが自分の人生を

スタートさせ、それで幸せと

確認できなければ、私は、

親としては余生は安心して

過ごせないと思う。

 

あなたは親孝行してると、

まず、信じてほしい。

 

あなたの幸せが、

親にとっては一番大切。

 

私にも相談者さんと同世代の

娘たちがおり、自分では

ボケてるつもりはなくても、

同じことを何回も言ったり、

言われたこともすぐ忘れたりし、

よく娘たちにからかわれる。

 

お母様が現在、離れていても

子どもが幸せならそれでいいと

思えるのか、そばにいなくて

寂しいと思っているのか、

一度お母様にはっきりと

尋ねてみるのはいかが?

 

その回答によって、

あなたの道を選択してほしい。

 

その際に、あなたの

「何者かになるぞ」の気持ちを

青臭いナルシシズムなどと

称して葬ってしまわないで

ほしい。

 

その情熱こそが人生にとって

大事なことであり、

その気持ちを持つあなたは

わがままなわけではない。

 

大変かもしれないが、

その気持ちと家族の両方を

大切にできる方法をご自分で

考えて、どちらかを

あきらめることのないやり方を

見つけ出せるよう頑張ってください。

 

------------------------------------

相談者さんは、お母様のことを

とても心配なさっていますね。

 

実家を離れて、3年ほど。

先日、実家に帰られて、

突然、お母様の老いを

感じられたのですか?

 

お母様が、おいくつか

わかりませんが、

まだ50代でしょうか?

 

もしかしたら、

たまたま体調が悪かった、

ということはないですか?

 

犬の散歩は、相談者さんが

おられなくなってからも、

なんとかしておられた

わけでしょう?

 

その話を今、持ち出して、

何か不自然さを感じます。

 

相談者さんがいなくても、

ご実家の生活は回ります。

 

長女気質もあるのでしょうが、

あなたが責任を感じる必要は

ないと思います。

 

お母様の変化には、

いちはやく、お父様や妹さんが

気づいているはずです。

 

若年性認知症、うつを

疑っていますか?

 

電話やメールでは、

親の老いに気づかなくても、

久しぶりに会って、

何日か過ごすと、親の老いを

目の当たりにして、

ショックを受けることも

ありますね。

 

「今まで帰れば当たり前に

あると思っていた実家が

少しずつ失われていく実感が

あり、怖くなった」とのこと。

 

それは生きている限り、

親に対しても、

子に対しても言えること。

 

 

「母親が終活を始めた」と聞いて、

仕事が手につかなくなるくらい

不安になる人もいますが、

相談者さんも、そういう症状

でしょうか。

 

 

お父様や妹さんに、

「実家に帰ってきてほしい」と

言われてから、考えてもいい話。

 

そのときに「帰らない」という

選択をするのも、アリ。

 

「仕事をやめて帰ってくる」と

言えば、お母様は喜ぶと

相談者さんは思っている

かもしれませんが、

それはどうでしょう?

 

お母様のケアが必要で

それをできるのは自分だけと

思いこむと、共依存に

なりかねません。

 

「大切な家族を放っておいて

何をしているのだろう」、

「何を追いかけているのか、

虚無感を感じる」、

「何者かになるぞ、という

青臭いナルシシズムから

解放され、本当に大切なものに

気づいたのでしょうか」と

書いておられます。

 

読んでいると、

仕事を楽しんでいることに

後ろめたさがあるというより、

仕事で何か悩みがあるのでは、

と感じてしまいます。

 

「何者かになるぞ」というのは、

青臭いナルシシズムとは違います。

なぜ、そう思うのか、

相談者さんに聞いてみたいです。

 

向上心は生きる原動力。

キラキラしている娘の姿を

親としては、見つづけて

いたいと思いますよ。

 

老いの坂道、

調子のいい日も、

悪い日もあります。

 

孫が大きくなるのは、

うれしいけれど、

娘の老いを見るのは、

切ないものです。

 

失うものもあるけれど、

得るものも、多いです。

 

変化を受け止めましょう。

 

 

 


 

 

アクセス数の多い記事をご紹介。

友人がいてもいなくても、

悩みはあります。

 

 

 

友人がいると、

こういう問題も起こります。

 

適度な距離感で

付き合えたらいいですが。

依存的な友人も困りますね。

 

一方で、

疎遠にするつもりはなくても、

疎遠になることもあります。

 

喪中欠礼も、わざわざ

出さない。

出しても返事が来ないから

年賀状もやめる。

 

スマホやPCを使っていない、

LINEをしていないなど、

年々、疎遠の人が

増えていきます。

 

 

 

「悩みのるつぼ」朝日新聞 be 2024.9.7.

 

相談:「友人がおらず交際経験もない」

相談者:男性 40代

 

回答:「心と身体のコンディションを上げる」

 

相談内容:

友人が一人もいない。

いらないと思ったことは

一度もなく、これまで

いろいろと対策してきた。

でも成果が出ないまま

四半世紀以上たった。

 

できない理由としては

「自分の性質が悪い」

くらいしか思い当たらず、

もう諦めた方が

いいのではないか――と、

最近では思い始めた。

 

交際経験もない。

 

同性愛的でもあり、

愛のない結婚生活に

踏み切れるほど

合理的でもないので、

結婚できるとは考えていない。

 

両親の考えは、

「自分たちの子は結婚できるし、

そうすべきだ」のようだ。

「今後どうするつもりだ」と

漠然とした改善を

求められたりする。

 

今後の人生において

寿ぐようなことは

起きえないと

どう両親に理解させられるか。

 

私自身、現実すべてを

受け止め切れている

わけではない。

 

両親は

私をどうにかしたいようで、

私物を勝手に処分したり、

的外れな原因探しと対策を

繰り返したり。

 

応対できず、5年ほど

連絡を絶っている。

人間関係について状況を

良くする方法はあるか。

--------------------------------

回答:

文面から、長年にわたる

努力と葛藤の痕跡が

伝わってくる。

 

そんな切実なお悩みを前に、

一期一会の自分に何が

書けるのか……。

 

ご両親からされてきた

<的外れな原因探しと対策>を

ここでも繰り返してしまったら

どうしようと怯えつつ、

私なりの回答をさせていただく。

 

親との問題はすでに対処済みで、

交際や結婚については現状

<できるとは考えておりません>

とある。

 

仮に優先順位をつけるならば

「友人が欲しい」が喫緊の問題。

 

これは他者が関係してくる問題。

運や環境にも左右されるため、

できないことの理由をいくら

探っても究極的にはわかり得ない。

 

「今から具体的にできること」に

絞って対策を考えてみる。

 

大前提として、友人を作るには

他者と出会う必要がある。

 

共通の趣味、居場所など、

何かを媒介にして新たな出会いを

探る道もあるだろう。

例えば、仕事仲間など、

別の接点でつながる誰かから

友人になってみたい人を探す道も

あるかもしれない。

 

ただ、いずれにしても他者と

出会うことには未知数の

ストレスやプレッシャーが

付きまとう。

 

これに翻弄されてしまうと

疲れるし、モチベーションも

しぼみかねない。

 

そのためにもまず、

心と身体のコンディションを上げ、

土台の安定化を図ることが

ファーストステップになると考える。

 

その具体策としてオススメが、

筋トレ・美容・勉強・料理の4つ。

 

継続のポイントは”受け身”と

”反復”。

 

例えばパーソナルジムに入会。

プロの指導に従って粛々と

トレーニングをこなしていく。

その他も同様。

習ったことを繰り返し実践。

 

そういう中で変化や手応え、

スキルや経験値を積み上げれば

心身のコンディションは

着実に上がっていくはず。

 

地道で遠回りでお金もかかる上、

ややもするとマッチョな提案に

感じられるかもしれないが、

途方に暮れているときこそ、

「足腰を鍛える」的な

発想が有効ではないか。

 

他者との出会いはリスクと

スリルが満載。

言わばギャンブル。

 

土台の安定化とは、

さしずめ資金作りと言える

かもしれない。

 

何か失敗したときに

立ち返れる場所があるのも

心強い。

 

同じ40代男性として、

相談者さんの前途を

応援する!

--------------------------------

「友人がいない」

「それは恥ずかしいこと」

「相談できない」から、

電話カウンセリングで

相談している。

 

このようにおっしゃる女性が

多いです。

友人がいても何でも話せるとは

限りません。

友人だから話せないことも

あるでしょう。

 

今回の相談者さんは、男性。

相談者さんにとって、

「友人」の定義とは?

「友だち幻想」はありませんか?

 

 

 

回答にもあるように、

優先順位で考えると、

「友人づくり」が喫緊の問題。

 

 

交際経験もないというのは、

交際したいお相手に

出会えなかったのでしょうか。

 

気になるのは、

友人ができない原因として

「自分の性質が悪い」

くらいしか思い当たらない点。

 

「性質が悪い」とは、

具体的にどういうこと?

 

相談者さんの思い込みか、

誰かにそう言われたのか。

 

独りが好きな人もいるし、

友達と一緒がいい人もいます。

 

お誘いを受けて、

行きたくないのに無理して

行く人もいます。

 

つきあうには時間もお金も

かかります。

 

お誘いを断ると、

疎遠になりますが、

その程度の友人なら

いない方がましと思う人も

います。

 

 

40代、友人たちと

疎遠になる人も多い時期。

 

独身の人と結婚した人とは

生活環境も価値観も違い、

話が合わなくなってきます。

 

介護に追われる人も、

同世代の人に、しんどさを

わかってもらえません。

 

長い付き合いの友人と

別れる選択をする人もいます。

 

 

相談者さんが、

四半世紀にわたり、

いろいろやってきたけど

成果が出なかったのは、

似たような価値観の人に

まだ出会ってないから

かもしれません。

 

「もう諦めた方が

いいのではないか――と、

最近では思い始めた」と

ありますが、

そこからがスタートです。

 

 

 

 

相談者さんは、

人見知りな性格でしょうか。

 

回答にあるようなジムや

スクールに通うのは、

ハードルが高いと感じるなら、

少人数、あるいは

個人指導のオンライン講座は、

いかがでしょう?

 

無理と思えば、ZOOMから

すぐに退席できますし、

リアルな講座より距離があり、

アウェイではなく、自宅から

参加できるので抵抗感は

はるかに少ないはず。

 

「習うより慣れろ」

「場数」を踏みましょう。

 

 

ゆるいつきあいのできる人が

見つかればいいですね。

 

興味のあるジャンル別に

話せる人がいたら、

それでOKとしましょう。

 

友人が急に逝ってしまう

喪失感も想定し、

リスクを分散しましょう。