2023年1月31日号の

「週刊女性」に記事掲載。

1年前ですが、ご紹介。

 

P90~91

 

「だから、あなたはダメなのよ」と娘を罵り続けた―-

毒親介護の10年

「早く死んで」の願い届かず

 

体験談:

エッセイストの鳥居りんこさん

 

解説:

心理カウンセラー 守帰朋子

 

毒親でなくても、

介護ストレスや疲れが

たまると憎しみが

生まれます。

 

「早く死んでくれ」と

思うと自己嫌悪にも

なります。

 

病気なのか、性格なのか

判断が難しいところ。

 

毒親の場合、もともとの性格に

諸症状が加わります。

介護する側がメンタル不調に

陥っても不思議ではありません。

 

鳥居さんの場合、

病気にもならず命も落とさず

よく10年間持ちこたえられました。

不幸中の幸いです。

 

しっかり者の長女さんが、

最初から頑張りすぎた

ように思います。

その後を引き継ぐ形で、

鳥居さんも頑張って

しまいました。

 

介護にノータッチのお兄さんを

巻き込む作戦を初めに立てれば

よかったと思いますが……

 

子育てと違って介護は先が

見えません。

何年続くかわかりません。

 

キーパーソン以外の人は、知らん顔。

そういうケースも多いです。

 

鳥居さん姉妹は、

40代だから頑張れました。

でも、60代なら?

そんなに頑張れません。

介護職の人との交渉力も

磨かないと。

 

女性の介護職は、

娘には話しやすいので

何でも言うけど、

息子には話しにくいので

プレッシャーをかけにくい。

そんなこともありますよ。

 

介護のスケジュールは自分の体調と相談して、

決めましょうね。

 

 

介護ストレスのある方は、こちら 

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