【가시연 (ガシヨン)】01


作家    maio

カップリング ユンジェ




※分からないところや不安なところには()がついてます。





親知らずを抜いた。抜歯の過程で、苦労するほど奇怪な形で居すわっていた親知らずはひどい苦痛をともなって僕の体を去って行った。

顎をすべて抜き取ってしまいたいほどすさまじい痛みだった。腫れてまともに閉じることも出来なかった骨が今は本来の位置を見つけて噛み合う。
もう2度と同じ経験はしたくない。キツいのは主人に似ているね。縫合糸を取り除いたら出てくる道はゆとりのある考えだけだ。



悲惨だった1週間を補おうと歯医者を出て、とりあえず髪を明るい色に染めた。長い時間座らなければいけないのが困辱ではあったが、気分と同じくらいさっぱりした髪色は結構気に入った。よく似合うと従業員から褒められた。営業用の笑顔とお世辞が別に嫌ではなかった。



そしてショッピングをした。 病気と言われても納得するくらい僕はすごくショッピングが好きだった。何でも人より遅れるのは嫌で、定期的に買い物することもある。しばらく来れなかった行きつけの店からじっくり見ることにした。店員の親切な接客が懐かしかった。
長い時間明るい照明の下にいても疲れなかったので、一人でアーケードをまわって手当り次第に買い込んでいくと、荷物を運ぶ車がないことに気がついた。後先考えず行動するのは癖のようなものだ。なおそう、と思った時にはいつもやらかした後。そのせいで、いつもため息ばかり増えていった。



一生懸命この状況を切り抜ける方法を考え、僕は携帯電話を取り出した。
長い間使っていなかった古い型の携帯を見てお店に行って携帯も変えなければいけないと思ったが、とりあえず今は電話をかけることにした。
かなり長い着信音がなったが、電話に出ない思った相手は、すぐに僕に声を聞かせてくれる。



形式的な声だったが懐かしい声。お前は相変わらず男らしい声で、僕を怯ませるんだな。
その香りまで僕に伝わってきそうで切実になる。
急に今すぐ会いたくなって、僕は電話をかけた用件も忘れて挨拶もせずに、位置を簡潔に伝えるとため息と同時にフリップを閉めた。



ショーウィンドーに映った自分の姿を見た。暑い日差しの下で適応できていない髪色がまぶしく舞った。この程度なら大丈夫だ。
 2年でこの程度の変化なら彼も理解してくれるだろう。彼を待っている間に、携帯の機種変更をしなければいけない。
もちろん、彼の名前を最初に登録しないと。胸を膨らませてアーケードを出た。











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 余談

「キツいのは主人に〜」のキツい(독하다)には、有毒ひどい性格が強い、などの意味があり、どれも意味がぴったりなので迷ったのですが、文章的に違和感のなさそうなキツいを使ってみました。






ジェジュンの親知らず❤













(編集)2021年4月13日午後6時22分