いつもより早く目が覚める。
身体は疲れてて重いのに、頭は冴えてて…
「…おはよ」
声をかけられて見上げたら、ユノさんが肘をついた姿勢で僕を見ていた。
「おはようございます…////」
昨日のことがあるから恥ずかしい…ユノさんにくっつく。
「身体、大丈夫?」
優しい声、僕の大好きなユノさんの声…何度聞いても胸がキュンとする。
「…大丈夫」
腰が重いけど、その理由はあれしかないし…生々しすぎて言うのをやめる。
「いつから起きてたんですか?」
ふわふわ力の入らない身体でユノさんに抱きつく。
「30分前くらいかな…チャンミンの寝顔を見ながら考えごとしてた…」
「…考えごと?」
30分も何を考えてたんだろう。
「チャンミンの中に遺伝子を残そうとするのはどうしてかなぁって…頭ではわかってるはずなのに、不思議だなと思って」
…元気なく僕の髪に触れる。
「…僕のDNAがユノさんの前だと、女だと感違いしたってこと?」
僕がそう言うと
「ふふっ…」
ユノさんが噴き出して…
よかった笑ってくれた。
…ふたりで笑いあう。
「…チャンミンはいいの?」
いろんなことを含んだ言い方…きっと、僕とのこれからを考えてたんだね。
「…いいですよ、もちろん」
ユノさんとドフンくんがいてくれたら、僕は幸せだから…温かい胸に顔をうずめる。
「子供…大好きだろ?」
真剣な目…僕のことを考えてくれてる。
「大好き…だから保育園でたくさん育てます…」
うつむくユノさんの頬に手をあてる…
「…僕の思い描く未来はなんだと思いますか?」
きっと知らないから不安になるんだ…
「…何?」
僕を見つめ返して微笑む。
「ドフンくんの結婚式で号泣すること…そして、ユノさんと一緒にかわいいおじいちゃんになること。」
笑ってたユノさんから笑顔が消える。
「僕の幸せは…あなたといること」
口にしたら、涙がこみ上げる。
「…チャンミン」
温かい胸にぎゅ~っと抱きしめられる。
ユノさんが震えてる…僕もしっかりと抱きしめる。
もしかしたら、また悩む時が来るかもしれない…僕たちには ちょっとした障壁があるから…
「ユノさんの作った朝ごはんが食べたいなぁ…」
でも何度でも乗り越える。
僕たちの想いが遂げられたのは奇跡…だからこそ運命だと思う。
「…ユノスペシャル、食べる?」
ユノさんの優しい微笑みに…
「食べます!」
…僕もつられて笑う。
「よ~し!」
起き上がるユノさんにくっついてキッチンへ…
甘く過ごす、休日の朝…
ご飯を囲む、優しい時間…
ドフンくんの笑顔に、心から癒されて…
あなたと過ごす時間はずっと、僕のかけがえのない宝物。
第一章 終わり
ずっと書きたかったチャミの言葉。
それがこのお話のタイトルです^ ^。
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