あなたといること 170 | ある日突然、東方神起sec

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ある日突然、東方神起からのお引越しです。

いつもより早く目が覚める。
身体は疲れてて重いのに、頭は冴えてて…

「…おはよ」

声をかけられて見上げたら、ユノさんが肘をついた姿勢で僕を見ていた。

「おはようございます…////」
昨日のことがあるから恥ずかしい…ユノさんにくっつく。

「身体、大丈夫?」
優しい声、僕の大好きなユノさんの声…何度聞いても胸がキュンとする。

「…大丈夫」
腰が重いけど、その理由はあれしかないし…生々しすぎて言うのをやめる。

「いつから起きてたんですか?」
ふわふわ力の入らない身体でユノさんに抱きつく。

「30分前くらいかな…チャンミンの寝顔を見ながら考えごとしてた…」

「…考えごと?」
30分も何を考えてたんだろう。

「チャンミンの中に遺伝子を残そうとするのはどうしてかなぁって…頭ではわかってるはずなのに、不思議だなと思って」
…元気なく僕の髪に触れる。

「…僕のDNAがユノさんの前だと、女だと感違いしたってこと?」
僕がそう言うと

「ふふっ…」
ユノさんが噴き出して…

よかった笑ってくれた。
…ふたりで笑いあう。



「…チャンミンはいいの?」
いろんなことを含んだ言い方…きっと、僕とのこれからを考えてたんだね。

「…いいですよ、もちろん」
ユノさんとドフンくんがいてくれたら、僕は幸せだから…温かい胸に顔をうずめる。

「子供…大好きだろ?」
真剣な目…僕のことを考えてくれてる。

「大好き…だから保育園でたくさん育てます…」
うつむくユノさんの頬に手をあてる…



「…僕の思い描く未来はなんだと思いますか?」
きっと知らないから不安になるんだ…

「…何?」
僕を見つめ返して微笑む。

「ドフンくんの結婚式で号泣すること…そして、ユノさんと一緒にかわいいおじいちゃんになること。」

笑ってたユノさんから笑顔が消える。

「僕の幸せは…あなたといること」
口にしたら、涙がこみ上げる。

「…チャンミン」
温かい胸にぎゅ~っと抱きしめられる。
ユノさんが震えてる…僕もしっかりと抱きしめる。

もしかしたら、また悩む時が来るかもしれない…僕たちには ちょっとした障壁があるから…

「ユノさんの作った朝ごはんが食べたいなぁ…」

でも何度でも乗り越える。
僕たちの想いが遂げられたのは奇跡…だからこそ運命だと思う。

「…ユノスペシャル、食べる?」
ユノさんの優しい微笑みに…

「食べます!」
…僕もつられて笑う。

「よ~し!」

起き上がるユノさんにくっついてキッチンへ…

甘く過ごす、休日の朝…
ご飯を囲む、優しい時間…
ドフンくんの笑顔に、心から癒されて…

あなたと過ごす時間はずっと、僕のかけがえのない宝物。


第一章 終わり


ずっと書きたかったチャミの言葉。
それがこのお話のタイトルです^ ^。

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