見るぞ見るぞ見るぞ見るぞ
と思い、何回もDVDを借りては見ないで返しを繰り返してきたこの作品・・・。
今回、時間に余裕ができたでやっっっっと見れた。
織田裕二・柴咲コウ主演の作品
「県庁の星」。
劇場では2006年公開って・・・5年も経ってるんですね(汗)
あらすじは超簡単に言うと
県庁にトップで入ったエリート職員・野村(織田)が
民間交流人事という制度で半年間、スーパーマーケットで研修することに。
ベテランパートの二宮(柴咲)と出会い、
ガッチガチの「役所頭」の野村は戸惑い衝突するのだが・・・・。
という感じです。
県庁・市役所などに勤めている人、全員に見てほしいですね。
新人研修で見させていなければ逆におかしいでしょう。
民間研修先が「スーパーマーケット」、
ベテランパートが教育係
というところが絶妙で設定でひきこまれます。
エリートはまず、スーパーなんて行かないと思うし
そして何よりダイレクトにお客様と接する。
「県庁」の真逆ではないかという感じです。
「スーパーマーケット」が舞台の映画
ということで、避けて通られないのは
伊丹十三作品の「スーパーの女」。
意識してないといったらウソになります。
どちらも「ダメなスーパー」から「素敵なスーパー」に変わります。
それだけにそのネタがかぶらないようになるためには
かなり神経を使ったのではないでしょうか。
「スーパーの女」は「スーパーあるある」をこれでもかというぐらい
盛り込みました。
今回の映画はメインはそちらではないのでそのあたりは
控えめになっていますね。
でも
「一度使った惣菜」をもう一度揚げるのは変わってませんww
研修を終えたラストに近いシーンで織田裕二は言います。
「行政改革とは組織や制度を変えることじゃない
そこに生きる人間たちの意識を変えることなんです」
テレビのコメンテーターなんかはさらっと言って見逃してしまいますが
半年間、スーパーで研修し実行してきた織田裕二が言うからには
説得力はすごくあり、心に響きます
このあたりにやっぱ映画の力ってすごいなと改めて感じました。
また、メインテーマではないのですが「財政破綻」もこの映画のテーマのひとつ。
奇しくも公開された翌年、夕張市が財政破綻となった。
これは人事ではなく、地方ならばいつ起こってもありえない話。
そんなことも知ってか知らぬか、
県庁の偉い人や、県議員などは予算をジャブジャブ使い
甘い汁を吸っています。
この映画を見て、疑問を持ってくれる人が増えてくれれば良いと思います。
もちろん役所だけではなく、政治はもっともっとそうです。
自分の会社が災害でボロボロになっているのに
社長を辞めさせる、辞めさせない、
一定のメドがついたらやめるなど言ってる民間企業がありますか。
6月2日の日テレ「スッキリ」で八城さんが言ってました。
「よく言われるのは日本は
民間は一流、行政は二流、政治は三流」
「三流」の政治家は一度、「一流」のスーパーマーケットで半年間、研修してきてください。
役者については
まず、柴咲コウはかわいいです。そして、ツンデレなのもこの役に適任でした。
石坂浩二さんは、地位の高い「嫌な大人」を演じさせたらたまりませんね。
白い巨塔の東教授しかり。本当にいそうですよね。