空に舞う桜の花びら、満開と聞いて郊外のショッピングモールの駐車場に車を入れ夫婦で目の前の広大な桜の公園に向かう。絶好の花見日和で家族や友人連れ、会社の同僚らがソメイヨシノの大樹の下で宴たけなわ盛り上がり、あちこちピンク色の笑顔が満ち溢れていた。



人がいて、桜があって桜も人がいるから、桜であるという、そんな感じがしますけどね。』

(樹木医・和田博幸)



淡いパステルのソメイヨシノが咲き誇ると決まって心もウキウキするもので早々と初夏の便りも聞こえてくるような気がする。
ただ桜の命は儚く満開から1週間もつかどうか?散る潔さが日本人の美意識「もののあわれ」を象徴して侘しささえ感じる。咲き誇る美しさとすぐに散る刹那の対比が無常観を感じさせ、日本人の心を捉え今を精一杯生きようという思いを呼び起こす。


モノ忘れも増える年齢、薄れゆく記憶のページを少しでも残すため今年も桜の景色をスマホに取り込む、当然フォトアルバムに保存するのだが後日振り返って観た例は殆どない。