たまたまTverで見つけたドラマ。

昔からテレビ好きで大抵のドラマは観た記憶があるのだけれど、これは記憶になかった。2003年というと子育てに忙しかった時期。テレビ観る暇がなかったのかも。

 

年齢的には今の私にぴったりのドラマ。

ドラマの舞台は超高級老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」。エ・アロールとはフランス語で「それがどうしたの」という意味らしい。仕事や世間から解放されたリッチな高齢者たちが、楽しく気ままに“エ・アロール精神”で暮らしている。

 

老人たちの奔放な恋愛とそれに振り回される院長の葛藤。倉本聰さんの「やすらぎの郷」のようなドラマかなと思って観ていたのだが、こちらの原作は渡辺淳一さん。恋愛や性についてもより赤裸々な感じ。以前映画「茶飲友達」で取り上げられていた老人ホームでの売春についても、既に触れられていた。

 

内容はともかくとして、エ・アロールの入居者の面々、その豪華なキャストに圧倒された。緒形拳さん、草笛光子さん、吉行和子さん、津川雅彦さん。老人ホームの二代目院長は豊川悦司さん。その恋人に木村佳乃さん。

 

緒形拳さんを拝見するのは本当に久しぶり。大好きな俳優さんだった。このドラマでもちょっといたずらっぽい笑顔がとても素敵だった。そして草笛光子さん。20年後の今も変わらず活躍なさっているが、本当にお美しい。ドラマ放送当時は70歳くらいだと思うが、ピンヒールを履いておしゃれなマダムがぴったりだった。

 

良いものが観られました。Tverさんありがとう!

 

 

懐かしいテレビ番組