ひゃっほー!梅雨になりました、元気溌剌のとむーんです🐌

 

毎週放送している鬼滅の刃柱稽古編ですが、いろいろあって感想書きは遅々としています。何だろうな~宇髄さんの回は片目片手を失ってもなお新たな使命に生きる様子がよかったし、時透君の回は炭治郎とだけでなく、若い隊士たちと大空を見つめる…そういうアニメオリジナル場面が新鮮でした。これって、アニメとしてのキメツを構築している人々が、よりキメツらしい表現を模索しておられるんですよね。たまには「どういう解釈なの?」と思うこともあるけど、アニメ自体原作を元にした改めての公式創作活動ですから。

 

 今回は第六話「鬼殺隊最強」と第七話「岩柱・悲鳴嶼行冥」をまとめて感想かきます。

 

 風柱稽古で、不死川兄弟の問題に絡みながらも、よりこじれさせる結果になった炭治郎は善逸と共に、岩柱の修行場に向かう。修行は三種類、一刻滝に打たれる、三本の丸太を持ち上げる、岩を一町(約109米)押すという「単純なもの」。即気絶した善逸は、川の水の冷たさに息を吹き返し、村田さんの忠告で熱せられた岩にはりついて母に抱かれたようと泣き出す(孤児の善逸に母親のような存在がいたのか不明。牛込神楽坂付近出身なので、この人も遊女のおとしごなんじゃあないかと)。滝に向かう炭治郎は意識不明になった伊之助を介抱し、やっと村田さんと滝修行。念仏を唱えろと言われて「念仏、念仏…」と繰り返す長男は意外と常識が欠けていた。川の水って、夏でも冷たいけど、時期的に冬の寒さだったと思うので冗談抜きで土左衛門が出そう。

 

 この修行場は町中の柱の屋敷と違い、隊士たちが自炊しているようで、火加減の調節に長けた炭治郎は賄いリーダー「おふくろ」の名称をいただき、口がおごった隊士たちに「ほかのヤツの飯はもう食えねぇ」と訓練を中断されることもしばしば。まぁ食べることも修行の一環ということで…村田さんや他の隊士たちとワイワイ食事をしていると合宿所みたいな家庭的な楽しい空間になったりする。

 

 岩を押す訓練の際、謹慎していた玄弥が現れ、反復動作を教えてくれる。呼吸の使えない玄弥だが、悲鳴嶼さんの技を見て覚え岩は動かせるらしい。心を動かす原動力を、炭治郎は大切な家族の姿・そして煉獄さんの「心を燃やせ」でつなげていった。気持ちが動作に反映し、鍛えた筋肉に正しい動きを与えていく。


 一方、鳴女を上弦の肆に据え、鬼殺隊士の尾行に使ってうまくいき始めた無惨様は調子に乗り出してしまう。何事も成功している時に生まれる油断と慢心は要注意、鬼舞辻のような好奇心旺盛かつ短気な者はこういう時に溝にはまったりする。溝にはまってしまうと、このやらかし鬼に近づいたようで、不愉快になる。

 いやぁ、玄弥の鎹鴉の声が中尾隆聖さんなのはまた豪華っすね…今回も炭治郎の鴉と口汚くののしり合ってました。松右衛門はケンカっ早いなぁ。モブ隊士に阿座上洋平さんが!なんでモブなんだよー「ルイス・スミース」だぞ(ブレイバーンの呼び方は癖が強かった強過ぎた)。

 

第七話「岩柱 悲鳴嶼行冥」

 炭治郎の岩動かしを見て天賦の才を発揮した伊之助は、大好物の天ぷらをモチベーションにして岩動かしを成功させ、善逸の焦りを煽る。そんな時チュン太郎(善逸の鎹雀)が善逸に話しかけるが、話を聞かない(分からない)善逸にイラつき、つつく攻撃したのは分かりやすかったです。この手紙は、善逸を大きく変える要因となる…

 

 大岩を100メートルも押した炭治郎は、悲鳴嶼さんから祝杯(竹筒の水筒の水をいただき、脱水症状を克服(これを怠るととむーんのように救急車を呼ぶ羽目になる…また熱中症搬送だよ)。そして刀鍛冶の里で妹より村人を優先したことを褒められ、自分は決断出来ずに妹に蹴りを入れられたことを正直に話す。子供への不信感に満ちていた悲鳴嶼さんは、自分の過去を語りだす。

 

 幼くして身内を亡くし、高熱で失明までした悲鳴嶼さんは寺で育てられ、自分も寺で孤児たちと暮らしていた。鋭敏な感覚を持ち盲目を疑われたりもしたが、貧しいながらも平穏に明日を迎えるはずだった。寺の子供のひとりが夜の山で鬼に出くわし、命乞いして悲鳴嶼さんと八人の子供たちを鬼に売り渡すまでは。鬼避けの藤の花の香炉まで、すべて消して鬼を招き入れ遁走したこの子供は、実は善逸の兄弟子・獪岳。どの面下げて鬼殺隊に入ってんだよ~とも思うが、みんな大好きサイコロステーキ先輩同様、行き場のないろくでなしの吹き溜まりみたいな一面もあるからこの政府非公認団体。唯一生き残った沙代の言葉から誤解され、無実の罪で投獄され殺人犯として処刑を待つ身だったところをお館様に救われた(法曹系に顔が効くというのは、非公認ながらも産屋敷家の財力とか政治力とかいろいろ凄みを感じる)。こうして四角四面の頑固少年らしさから悲鳴嶼さんの疑念を解いた炭治郎は、ストーキングした結果稽古に参加した義勇さんのところに行くことになる。鬼喰いしていることで悲鳴嶼さんやしのぶさんに咎められていた玄弥にも、友人らしい優しさを見せる炭治郎は、玄弥とケンカし始めた伊之助を尻に敷きながら、玄弥に語る…… それにしても痩せていた十八歳の行冥さんも悪くない。悲鳴嶼さん推しのうちの娘は「悲鳴嶼さんの容姿は連載が進むほど若返っている」と原作を描写していたが、戦闘シーンはこれからですからねぇ。

 

(追加 玄弥と話すために伊之助を尻に敷く炭治郎。優しいけれど優先事項がはっきりすると、容赦なく押さえつける)

 お待たせしました、義勇さんと実弥さんの一騎打ち。迫力の闘いの末に、おはぎ事件。うんうん、そりゃあ渾身の右アッパーを喰らわせますよよりによって、気に食わない同僚と後輩に甘党がバレては強面のチンピラ風な姿勢が台無しっスよね~ツッコミ不在の陰のコミュ障義勇と陽のコミュ障炭治郎に、頭上の松右衛門がダメ出し。そうか、鴉が居たんだ(義勇さんのところに案内するのもこの鴉の役目なんじゃあ…)

 

 イラついていたさねみん、肆の使い魔に気づきます。こんなもののわずかな気配も察知するとは、さすが風柱。

 

 EDと連動し、ノコノコ産屋敷邸を訪ねる無惨様。変なオーラを放ちながら、マントを翻し単身向かうって…「白いスーツ男はたいてい変人」と語ったのは漫画家・荒川弘氏だが、無惨様の一丁羅は最高に似合っているし、精一杯おめかししている。ま、服を着ている無惨様はこれにて見納めだから…大目に見てやろうではありませんか?

 

 それにしてもさねみんの紹介で、おはぎの上にカブトムシ乗せたのはどんなものかと…フンコ〇ガシに見えますよ、食べ物と虫の取り合わせはマズイと思います、フン〇ロガシに近づいちゃうから!