更新サボり魔のとむーんですが、好評放送中「勇気爆発バーンブレイバーン」の感想書きはせねばなりませぬ。なりませぬ理由は特にないのですが、毎週視聴を追える状況なら、布教したくなるのはアニメ好きの性質なんです諦めましょう。

 

 2024年冬アニメの隠し玉「勇気爆発バーンブレイバーン」2月22日(木)放送分第7話の感想であります(ギリギリ木曜深夜から金曜日日付変更あたりに放送されてますTBS系ジョウト地方だとMBS)。

 

 ハワイから1週間かけてたどり着いた東京には、自衛隊と在日米軍のTS機が少数ながら生存し、クピリダスと塔からの雑魚敵に交戦していた。ATFと合流したが、なぜかスペルビアが復活しルル↑を返せと迫ってきた。ブレイバーンはスミスにスペルビア戦を頼み、イサミと共に塔(頂上にクピリダス在)を目指す。「今のスペルビアなら倒せる!」との言葉にスミスのヒーロー魂は燃え上がり、サタケ隊長の許可も得て、TS隊でのスピルビア戦が開始。長距離弾の効果を見て、上空機からも爆撃すると、明らかに動きの鈍いスペルビア君だが、ルル↑を返せ~とスミス機のコックピットを開けるがしゃべり動き回る様子を見て「我のルル↑ではない!」と嘆き、一方的に停戦を申し入れる。

 

 さてさてイサミ君は「スミスは全身脱毛をしている」という謎情報をブレバンから得ながら、塔の頂上に到着(このワードが気になりEDのスミスの裸体を凝視した人も多かろう確かに胸毛も腋毛も…何させんだよこのアニメ!)。クピリダスはやかましい敵だったが、その言葉にほぼカットインして技名を叫ぶブレバンあいかわらず人の話を最後まで聞かねぇ。何度斬っても再生するクピリダスが塔から得る謎物体を補給しているのを見て、塔そのものを破壊するべきと気づくイサミに「こんなこともあろうかと!」「説明しよう!」と例の私室の3Dプリンターで作った(多分)アックスを取り出し「イサミの本気を出すため隠していた!」「俺は最初からマジだっての!」と仲良くケンカしながら塔+クピリダスを一刀両断。「皆も集えブレイバーンが死を与えてくれる!」と呪いみたいな最期の言葉を言ってくれます。やっぱりデスドライブスみんな日本に来るの?塔を倒さなきゃ勝てないのに、個別体状態で襲来?!

 

 クピリダスから放出された物体から、ひからびて死亡した状態のルル↑が発見される。ハワイで保護したルル↓は意思を持ち勝手にしゃべりスミスに懐いている。スペルビアによると、無機物生命体であるデスドライブスには、有機生命体であるルル↑の生命エネルギーが必要であり、そのルル↑電池は塔が何度でも生成してくれて補充するので、無いと活動に支障があるようだ。ルル↑が有機電池で、このルル↓はもうスペルビアの電池では無い…発音の上下だけど、エラい違いである。

 

 そんな生々しい発言の中、スミスはスペルビアのコアに突入を試みる。理由は「青色ライバルキャラに搭乗する、クールなヒーロー物ポジションは俺だ!」という説得力?による。勢いは良かったが、紫色の体液まみれでリバースされる。世の中そんなに甘くない。

 無機物生命体との付き合いは甘くはないが、スミスは中尉への昇進とTS小隊隊長への就任と隊員選抜権を命じられる。ブレイバーンの支援活動が主な任務だ(昇進祝いに握手して、手がベトベトになるサタケ隊長がかわいそう)。

 

 横田基地からのギフトが届くが、日米合同で秘密裏に製造していた複座式のTSが、妙~にブレイバーンの外見に似ているのが、なんか嫌。なんで、ブレバンみたいなの?脳波操縦で操作系統も表示パネルもそっくりって、この1週間で作ったのかそれとも…

 いずれにせよ、ルル↓はパイロット認定されて操作適合者と判明した。元スペルビアのルル↑だったから?スミスが前に乗れば、ルル↓の頭が邪魔で操作がおろそかになることは、なくなるだろうが。

 

 CIAの拷問おじさんボブ、三度目の登場。胡坐をかいて沈思黙考するスペルビアを水責めにするが、実力行使で追い払われた。肩を落とし、去っていくボブ…少し寂しそうだが、拷問はもう終いにしてくれ。

 禅を組んでいたスペルビアから、さっきのルル↑が有機生命体電池説明をされ、しかし自分の塔は破壊されルル↑は変化しルル↓になってしまったから「推して参る」望みが絶たれたと語る。目的を失っていたこの武人風のデスドライブ、ブレイバーンとイサミのつながりを見て「名があるのは良いことだな」とつぶやく。ルル↑は消耗品であり魂のない存在だった(エヴァンゲリオンのダミープラグみたいなもの?)。スミスに懐き、言葉を覚え行動するルル↓は自分のルル↑には戻らないが、その変化を現実として静かに受け入れたようだ。スペルビアの会話は全然邪魔せずしっかりと聞き、よけいなこと言わず並び立つブレイバーンは「嵐が来る…」と言う。

 

 1クールアニメだとしたら、後半のはじまりだが、内容の濃さからマジで全12話で完結しそうな気配がしてきました。第2話であっさり倒されたスペルビアが再登場し、しかも会話してみるとブレイバーンよりも話の内容が分かりやすいとかどうなのよ(笑)。朴訥とした武士というか修行僧な様子を、杉田智和さんが丁寧に演じてくれています。クピリダス担当の稲田徹さんは退場してしまいましたが「みんなここに来てブレイバーンに倒してもらえ~」的な発言をしたので、来るでしょうねデスドライブスの皆さん日本に… ブレイバーンは変なこと言って目的地を決めたが横田基地にブレバンプロトタイプTSがあるの知ってて、日本を目指したっぽいし、私室でプラモデル(もちろんニッパーを駆使してランナーから二度切りで外してた)制作中な~んか悪そうな顔していたし…。そりゃあ、プラモデル作っているときは誰でも顔がにやけてきて「フフフフフ……」とか変な笑い声あげるのは当たり前。えっ、とむーんだけか、そうなのか?!

 

 次回第八話は2月29日(木)放送、大張監督が「最終回のつもりで脚本書きました」とおっしゃってましたが、どうなるのやら。サブタイトルは「また会おう、スミス」なる、イヤ~な感じの響きなんですが、スペルビアが言っているので彼の辞世の言葉?とか勘ぐってしまいます。これまですべてブレイバーンのセリフから副題ついているので、単に別行動するけど再会まで頑張れよ!という意味かもですが。

 

 TSのトランスフォーム(通常武器とロケットランチャー系の積み替え)とか後方支援部隊がスムースに行っていて、ちゃんとリアルなんですブレイバーンと違って。しかしスミスとルル↓ちゃんが搭乗するブレイバーン型TS複座式の装備とか、リアルなんだろうけどルル↓ちゃん乗ってるから変なこと起こりそうだし、結末どうなるか全然分からねぇ。しかしまぁ「推して参る」よ、付き合うですよ本当に完結まで。


 ブレイバーンの模写線画。ペン入れしたり彩色したりするかは、とむーんの気分次第(猫並みに気まぐれ)。