「ジョジョの奇妙な冒険」第五部の登場人物、パンナコッタ・フーゴが主人公の小説。

漫画では、途中でブチャラティについていけず、チームをおりたフーゴ。ギャング集団パッシオーネの内紛がおさまって半年、場末のバーでピアノ弾きをして暮らしていた彼を、再び戦場に連れ戻す者がいた。仲間との絆、思い出の写真、「一歩踏み出せない」弱く醜い自分との訣別…

新たなスタンド使いも、もちろん第五部のおなじみのキャラクターも生き生きしてます。この手のノベライズは若いライターがやることも多いが、本作は「ブギーポップは笑わない」←読んではないけどタイトル有名の著者・上遠野浩平さん(同作で受賞歴あり)が執筆、内容はジョジョの原作準拠の上でなお文章として成立している。

挿絵はもちろん、原作者の荒木飛呂彦さん。スタンド能力表有り(T^T)カンルイ

「ぼくは、ナランチャの言葉を繰り返していた… 彼女に投影した、奴の意味を、やっといま理解した!ぼくは… ぼくは、目の前の、彼女自身なんだ!」
去年文庫化されて、廉価で入手可。配偶者が出張に持っていくそうなんで、今のうちに紹介します。

※なるべく漫画の第五部を読んでからにしてほしい
※また漫画読み返したくなるから、人に貸してる人は返してもらった方がいい
※当然、グロいシーン満載です。食前食後は避けた方が… 以上☆