人生いろいろ、山あり谷あり。分かっているつもりでも、痛みがあると冷静にはなりにくい。痛みがやわらいできても「そんなこと言って、また急に悪くなるんじゃないか?!」と、疑心暗鬼になる。面倒な性格だ。

大学受験生の結果待ちちう。どちらにしても勉強はするので、休みながら補習するわが子。合格したら、問答無用で下宿だ。

「で、帰ってくるの?」
「?」
「いやぁだからさ、県外に出て勉強して、就職はどこでするつもり?」
「……………………」

やっぱり、考えてなかった…

仕方ない。先祖代々の土地に住んでいるわけではない。兄弟もいるから、継ぐ気持ちも起きない。そもそも分家で、資産もない(こういう人からも金を巻き上げる手合いはいるから、用心はしている)。それにしたって、帰る場所くらい想定して欲しかった。

高校もだけど、大学に行くとさまざまな使命で入学したことが分かってくる。実家に帰らなきゃならない人、実家には帰れない人(兄姉が継いでるとかで)。自宅生はなかなか実家を出れない。転勤ループにはまる人もいる。結婚相手次第になったりもする。けっこう多いのが、大学所在地付近での就職。だから親としても「どの地域」に進学するか、気にする。その地域の人と結婚する場合もあるし…

ぼんやりした子だから、一人暮らしは心配。しかし、希望学部には自宅からは通えない。行ってみなきゃなぁ…同級生の何人もが中退していった経験がある。入学しなきゃ分からないことは、たくさんある。

私自身、痛みが落ち着いてきて、もしやこれは入院手術が必要かもしれないと、気づいた。こういう症状が続けば、主治医に正直に相談する。人間て、追い詰められないと、肝心なところに気づかないのかもしれない。結論を急いじゃいけないんだが、せっかちな性格なのはよくないと、反省する(一時的に(笑))。