年末年始をふるさとで過ごした人たちも、もう仕事をはじめた頃でしょう。持病の癪(?)で寝込んでいる私を除いて、皆さん建設的に生きてるんでしょう。

こんな私ですが、年末には家の掃除の合間に、バターを作ってみました。毎度おなじみ「暮しの手帖」に載っていて、それってちょっと面白いかも…と、そそのかされて挑戦した。

まず、ハンドミキサーを買う。家電量販店なら選べただろうけど、車がなくて(家族が帰省中)、ホームセンターに行ったら一種類しかなかった。無計画な行動が露呈する。蛍光ピンクの本体。お菓子作りはフリフリエプロンがちゃらちゃらやるもんだって、ステレオタイプな発想が、至極いただけない。しかし、色で撹拌するわけじゃない。購入。

バターを作るには、乳脂肪分が高い生クリームが必要だ。購入。

さすが電気の力、あれよあれよという間に、角が立つまでいく。非力な私はここまでで倒れてしまうだろう(体育会系部活出身)。

しかし、このマシン、10分稼働したら20分休息させろと取説に極太の文字で注意書き。脂肪分と水分を分離させるまで、えっらい時間がかかった。電気のおかげで、腕の筋肉痛は起こらずにすんだけど。

今回は、半分をレーズンバタークッキーに、半分をレバーパテにしました。クッキーは市販のものを、レーズンはヨーグルトでふやかしたものを使いました。あっさりさっぱりできたよ。いずれは、クッキー地も焼いて、レーズンはラム酒で戻した本格派を作ってやる。待っていろ!

レバーパテは、いつも鳥肝の甘露煮では芸がないと思い、挑戦。私は美味しいと思ったけど、娘は受け付けなかった。改良版を試行錯誤してやる。首を洗って待っていろ!!

…ともかく、今は生きているのが精一杯。だんだんよくなる。よくなるはずだ。だから、休む時は休むしかない。いつか頼まれもしないのに、バターを作る日がまた来る。そう、遠くない日に。わかるんだ、自分との付き合いも、そろそろ半世紀近くになるから。