ザ・ガード コーワという整腸剤のコマーシャルをご存じだろうか。
私はこのコマーシャルを初めて見たときから、妻によって発せられる最後の一言に疑問を感じている。


旦那  「決まった時間に出ないんだよな。

妻    「あら そう。

旦那  「出ても硬かったり、軟らかかったり。

妻    「大腸のせいかしらね。




食い物のせいだったりしてw

それにしても いきなり大腸を疑うというのは、私には到底理解できない感覚だ。
もしも私が同じ立場であったとして、即座に大腸を疑うシチュエーションをイメージすると「しまった!料理に心当たりアリ!急いで話を逸らそう!」という状況以外に考えられない。

そういう意味で、この奥さんは自分を守る技術に長けたすばらしい女性だ。涼しい顔でほとんど動じることなく速効で切り返すのは見事という他ない。


これは余談だが、私は自分のことが誇らしく思えるほど毎日立派なうんこが出る人間だ。これだけは自慢できる。


私は、NHKで水曜日の深夜12時から放送されている「世界ふれあい街歩き」が大好きだ。

以前と比べると、世界の名所を紹介する番組はバリエーションも豊かになったが、中でもこの番組は他と違う際だった特色がある。

なんといっても、この番組に漂う極めてユルイ雰囲気は、その他の番組では味わえない奥ゆかしさとリアリティを私に感じさせてくれる。
悪く言うと、ものすごいテキトーに作られている・・そんな印象を受けるのですw

例えば名だたる史跡を紹介する際、普通だったらそれにまつわる歴史や由緒をCGやらドラマを使って紹介するものだと思うが、この番組ではそうしためんどくさいことは一切やらない。

ナレーターがただ一言、
ここは由緒あるところなのかなぁ・・どうなんだろう
と発言して終わりだ。基本姿勢がスルーだ。


通りを歩いているおじさんの後ろから、こっそりとついていったりもする。
視聴者としては「いったいどこに行くのかな」という当然の好奇心とはまた別に、特殊なドキドキ感をも味わうことができるのである。

もちろん歩く道順だって適当だ。行き当たりばったりに歩いて、道行くおもしろそうな人を捕まえて話を聞く。話を聞くといっても、全体がこんな感じなのでたいした用事があるわけもない。話しかけられたほうも「いったい何なんだ」という顔をしている。


そんなわけで、他人のホームビデオを見せられているような一面 があるこの番組。しかしこれが、他では味わえないなんともいえない深みを醸し出す。
このようなムードを逆に評価すると、「制作者の痕跡をあまり感じない」ということにも繋がるわけで、人工的な番組に飽き飽きしている視聴者 に、とても爽やかな癒しを与えてくれるのだ。

そこに巨大な遺跡があっても、それを空から撮影するような無粋なマネはしない。アフレコのナレーションはあるものの、画面をうろうろする目障りなナビゲーターもいない。カメラのほうを向く現地の人たちは、異邦人に接するのと同じ目で画面からこちらを見つめている。BGMも最小限に止められている。

つまりこの番組は、過度にいじり回されていない生のままの映像を使って、旅行者の目線を忠実に再現しようとしている。

もともと私は海外旅行の経験がほとんどなく、同時に非常に怖がりなのであまり自分から行きたいとも思わない。怖いからこそ大量の荷物を抱えて正月のハワイに出かける日本人、私もまさにそうした国際感覚に疎いタイプの人間と同じだと思う。
そんな私にとって、この「世界ふれあい街歩き」は過剰な恐怖をほどいてくれる、良い機会にもなっている。

私はこの「世界ふれあい街歩き」を見ていて、実際にその場にいるような感覚を覚える。
見終わった後は「ああ、いいところだったなぁ」と思う。良い番組です。

平日9時からNHKで放送している ニュースウォッチ9
なぜか私は平日9時の民放に惹かれることが少なく、なんとなくこの番組を見ていることが多い。

これに限らず、迷ったときはだいたいNHK。なんつってもほら、受信料払ってますから。元を取らねばという浅ましい根性 が私を駆り立てる。

この番組の前身であったニュース10が、私はとても好きだった。
ニュース10では今井・森田両アナウンサーが落ち着いてまったりしたムードの中、しみじみとニュースを「朗読」してくれる。しかもこの二人の日本語はいつも正しく、甚だ心地よく感じていたものだ。
森田さんが有働さんに変わってからも、なんとなく番組が元気になったような感じで、しかも 有働さんの仕事量がハンパじゃねぇ 感じで、私は人知れず彼らを応援していた。

ところで私は、テレビであからさまに間違った日本語を使われるのが許せない。
特に民放のスポーツキャスターは平気で「ら抜き言葉」を使うやつがいて、あー貴様いま「見れます」って言ったな言ったなーと一人で息巻いたりすることもある。
人の言葉の間違いをチクチク指摘するのはあまり粋なことではないが、テレビに出る人は十分注意して欲しい。子供がマネするじゃないか。
スポーツといえども報道を担う人々はある程度 プロ意識 を持って貰いたいものだ。

その点、NHKはどの番組でも日本語をとても大切に扱う風土がある。たいして金かかることじゃないんだから、民放ももっとがんばろうよ。


さて話を戻すと、私が応援していたニュース10が放送を終了し、ニュースウォッチ9が始まったのは2年ほど前のことだったろうか。
上のような経緯もあって、番組開始直後から私はまずキャスターに着目していた。

人間というのは変化を恐れる動物 だと常々思う。ドラえもんは大山のぶ代じゃないと気持ち悪いし、栗田貫一のルパンはやっぱりルパンじゃないと思ってしまう。
私は新たにスタートしたニュースウォッチ9に期待しながらも、いろんな面で無意識のうちにニュース10と比較していた。

この番組でメインキャスターを務める柳澤秀夫は、NHKではわりと有名な戦争ジャーナリストなのだそうだ。
落ち着いていてまったりしているのは好みなのだが、カワイイおじさんタイプだった今井さんと比較すると、どうしてもこう・・ちょっとスカした感じに見えてしまう。
そして柳澤さんは時々、何を言っているか分からないくらい小さい声で喋る。さらに悪いことに、この何だか分からないつぶやきでニュースを締めくくったりすることがあるw
私はニュースを見ながら思わず「はぁ??今なんつった??」と思うわけだ。

もう一人のメインキャスターである伊東敏恵も、やはり落ち着いた声だし嫌いではないのだが、とにかく本当によく「噛む」。
一日に5回くらいは言葉につまったり間違えたりしているのではないだろうか。
私も詳しく知らないが、今のニューススタジオではカメラ目線で原稿が読めるハーフミラーのような装置があるはずだ。しかし伊東さんはどうやら手元に原稿を置いて見ているらしく、最近のニュース番組ではあまり見かけなくなった手元をチラチラ覗く動作がよく見られる。

これはこれで何となくノスタルジーで「いいなぁ」と感じることもあるが、思うにこの人はハーフミラーの文字が見えていないのではないか。コンタクトの度数を見直した方が良い。

この両メインキャスターはそれぞれちょっと変わっているなと私は思うのだが、これがまた二人セットになると非常にクリティカルな世界が展開されることになる。

なぜだか分からない、分からないが、この二人は一年中いつもいつもコメントがカブりまくる。
伊東さんが喋っていて、あと5秒くらいで話が終わりそうなタイミングで柳澤さんがいきなり喋り出す。しかも声が小さいので何を言っているか分からず、ついでに妨害された伊東さんの声も小さくなり、ちょっとした混乱状態に陥る。
私は思わず「一人ずつ喋れ」とテレビの前で突っ込みを入れる。

そしてそのままニュースウォッチ9は終了。また明日w

しかし、私は文句を言いながらでも飽きずに毎日この番組を見ている。というのも実は最近、この二人が醸し出す特殊な空気の魅力に気づき始めたのだ。
これってね、演出で生み出せるアトモスフィアじゃないですよ。ある意味才能。

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