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テレビで楽しむプロ野球

テレビで野球観戦し続けることウン10年のプロ野球ファン。CS放送以外のジャイアンツ戦は全て録画してでも観戦しています。日々の観戦ノートを元に、1カードにつき1記事ぐらい、書いています。

 開幕3連戦とも、前田選手の打席があったなんて、こいつぁ春から縁起がいい。なかでも嬉しかったのは、今日の打席。延長10回、センター前にヒットを打って一塁まで行った後、クビをかしげていました。この姿! ヒットを打っても、ホームランを打っても、バッティングに納得できなかったらクビをかしげる前田選手の姿は、カープファンならずとも知られているところ。決して数字や結果に満足しない野球に対する向き合い方のカッコ良さときたらありません。このクビの動きがある限り、まだまだ現役。コーチ兼任とはいえ、このまま自分自身の球道を求めていく姿を見せ続けてほしいです。

 今日の先発、マエケンこと前田投手は、珍しいクビの動きを今日は見せてくれました。ウン10年観戦をしてきましたが、この動きはお初。記憶にありません。長野選手の打席にて、それはお目見えしたのでした。同点の8回、ツーアウトランナー2塁という場面ですからピッチャーは慎重になるものですが、前田投手は石原捕手のサインに対して、正確にカウントしてませんが、10回以上もクビを横に振り続けたのでした。仕切り直すこと3回。おそらく、このクビを振った回数は球史に残る記録ではないでしょうか。
 けれども、この回数よりも着目すべきクビの動きをを別に見つけてしまったのです。それは確かすでに5回はクビを横に振った後のことでした。ようやく前田投手が、クビを縦に動かしサインにうなずいた!……と思いきや、クビをうなずききる直前、にわかに彼は横へとクビを動かしたのでした。打者へのフェイントなのか、自分の迷いなのか、極限状態における神経回路の誤作動なのか。お笑いだったら「どっちやねん!」と突っ込みの入るような動きでした。
 解説の堀内氏は、直後に投じたすっぽ抜けストレートを見て、打者を惑わすために振っていたと思う、と語りました。たしかに、打者を惑わすために投手がクビを振り続ける動きは、ときどき見られます(過去の記事にも書きました)。けれども、縦に振りかけて横に動かしたり、横に動かしかけて縦に振るという途中で方向を変えるクビ振りは、かつて目にしたことがないような。年々進化するカープのエース、マエケンならではの高度な打者翻弄テクニックに違いないぞと私は畏怖を隠せません。また見たい。この高度なテクニックによってかどうか、長野選手をセカンドゴロに討ち取りスリーアウト。
 今シーズンもNPBの「LET'S 省 TIME!」キャンペーンは続いていると思うのですが、こういった緊張感高まる場面でのクビ振りは、時間なんてどれだけかかっても構いませんよね。今季、3時間半の時間制限ルールがなくなったことも、首振りには追い風。
 開幕戦で、代打・前田が拝めるなんて。長年ジャイアンツを見て来たひいきの人ではなく、もはや眼差しはすっかり前田信者。ドームに天井がなかったら、桜吹雪の舞うなかの打席には桜がひらひらしずしずと舞い込み、前田の打席姿は刀を構えるもののふと見紛う佇まいだったに違いありません(BGMもいろいろ考えたいところ)。この打席でテレビカメラはちらりとレフトスタンドを映してくれました。そこには、とても前田選手らしさをついた似顔絵が掲げられていました。隈取り付き。いい絵です。もっと見たかったです。隈取りの似合うこと、似合うこと。

 他にも個人的には、歌舞伎顔と注目している選手がいます。たとえば、今年からタイガースの西岡選手、カブス在籍の高橋尚成投手。彼らの浮世絵チックな似顔絵を誰かが外野スタンドで披露してくれるといいなと思います。シカゴで浮世絵風似顔絵ボードを掲げたら日本文化交流にも一役です。シカゴといえば、今季移籍した藤川投手。彼も歌舞伎顔傾向にあります。
 東京ドームの開幕戦、始球式は歌舞伎俳優の坂田藤十郎氏でした。コントロールは決して、かなり、よくはありませんでした。できれば、歌舞伎で見られるパーッと八方に広がって投げられる、蜘蛛の糸のようなもの。アレを投げてほしかったです。「たられば」はもちろん禁物ですが、そんな歌舞伎的始球式があったならば、歌舞伎顔・前田もタイムリーを打っていたかもしれません。
 カープのヘルメットが気になりました。昨年と違いますよね。ちょっとメタルっぽいというか、ラメ入ってるっぽいというか、光沢ツヤピカ。ヘルメットの光沢についてルールブックに記載はないのでしょうか。先日サッカーでレーザービームが話題になりましたが、このヘルメット、なにやらデーゲームで威力を発揮しそな予感がしてなりません。今日開幕したばかりなのでピカピカなのは当然といえば当然。すぐに汗や脂や傷で徐々にマット状態に変わっていく気もしますが、カープの道具係の方がていねいに磨き続けたなら、どうでしょう。真夏の日差しのもと、屋外球場でのデーゲームが待ち遠しい。

 そんなことよりも、堂島選手のバットに釘付けです。金本選手の血染めバットのようにちょっと染まっていい塩梅。口元のしまりもいいですね。うーん、素晴らしい。鑑賞していたい口のラインです。大谷選手の初打席も気になって見てしまいましたが、彼の口元のしまりも同じ。見逃し三振はいただけませんが、ベンチに戻る時の口元もよかった。この口元のしまりについては、長嶋さんのコメントも含めて以前このブログに書いたので省略。澤村投手も含めてこの3選手を、口元グイットリオと名付けたいと思います。